ようこそガンバ
お母さんの足の一件があってから、普段通りに普通に暮らせることが、実は、とっても有難いってことが分かったよ
お母さんの部屋に通じる廊下に二段の階段があって、お母さんが足を痛がっていた時は、たった二段の一段を上がるのでさえ、やっとのことで上がってた
それが、前みたいに、軽々と上がってくれるお母さんの後ろ姿を見ると、まさちゃんはとっても嬉しかった
夕方、夕飯を作る時の一番忙しい時に、「夕飯は六時やね?」って言いながら、ほんとに多い時は、5分も経たないくらいに台所にやって来るお母さんに、
まさちゃんも、余裕のある時はいいけど、こっちに余裕がない時には、「ちょっと待ってて頂戴や、、、」って何度も思ったけど、お母さんが足が痛くて、こっちまで一人で来れなくなった時、
「あぁ、ちょっとくらい大変でも、元気に来てくれた方がやっぱりいいな・・・」って思えたよ
お蔭さまで、お母さんの足がほんまに奇跡的によくなってくれて、神さまが、普通でいれることの有難さを今回のことで教えてくれたのかも分からないな、、、って今思ってる
お母さんは、小さいころからピアノが好きで、だいぶ年をとってから、お父さんにピアノを買ってもらった
初めのころは一生懸命練習したりしていたけど、いつの間にか、ピアノの部屋は物置みたいになって、しまいに、お母さんのピアノはほこりもかぶって、もう弾いてもらうこともなくなっていた
まさちゃんちに、お母さんを連れて来ることになったとき、そのピアノをどうしようかと迷った
お父さんがせっかく買ってくれたピアノだし、お母さんの部屋に置いてあげようかとも思ったけど、まさちゃんちには、娘のために買ったピアノもあったので、二台もいらないし、どうしようかと思った
そしたら、ちょうど、まさちゃんのお友達の娘さんが金沢でピアノ教室をやっていて、ピアノを持っていないお家のお子さんに出来れば譲って欲しいっていう話になって、お母さんもオッケーしてくれたので
お母さんのピアノは、きれいにお掃除してもらってピカピカになって、金沢の可愛い女の子の姉妹がいるお家にお嫁に行ったんだよ
そしたら、すごく喜んでくれて、女の子もピアノが大好きで、毎日一生懸命練習して、すごく上手になられたらしい
今まで、何度か発表会のお知らせをもらったけど、なかなか行けなくて、一度も女の子の発表を聴いてあげたことがなかったけど、一度是非、お母さんのピアノで上手になった女の子の演奏を聞かせてもらいたいな~って思って、明日金沢に行って来ることにした
ちょっと派手になったけど、母がせっかく作ってくれたのに、まだ一度も着たことがなかった着物を着てね~
帯は、リサイクルショップで、新品を見つけたし、、、
でも、上手く着れるかなぁ、、、
金沢なら、知ってる人もいないから、まぁいいや(笑)
女の子のピアノ、楽しみだな~
今週も、みんなそれぞれに、お疲れさま
いつも来てくれて、ほんとにどうもありがとね~