ようこそガンバ
もう四国に行けることも、なかなかないだろうと、まさちゃん達は、四万十川をあとに、ちょっと欲張りをして金比羅さんに向かったよ
たまたま、この日は、特別の日でこの日の夜遅く、金比羅の神さまが下へおりていらっしゃるという年に一度の例祭の日だった・・・
パパさんが、ラッキーにも、参道近くの宿をとってくれて、
「部屋からも見れるよ~」なんて喜んでいた
でも、実際に宿に着いたら、フロントの方が、
「例祭は、とても厳しく、部屋も真っ暗にしないといけません、、、それに、神さまがお通りになるので、窓から下を眺めることは出来ないんです~それで、よかったら、グレードアップしたお部屋を用意するので、代わっていただけませんか?」と言われて、結局、参道通りに面して居た部屋から、奥の部屋に代わったよ
夜七時半ごろになると、宿の前に観客席を作られたりして、金比羅さんから大行列が始まった
まず阿波踊りを皮切りに、いろんな踊りや珍しいお祭りの行事を見せてもらえることが出来たよ
そのうち、九時ごろになり
「神さまって、いつ下りていらっしゃるんだろう、、、」って、まさちゃんは、外の長椅子で待ってたけど、いっこうに、その様子は見えず、いろんな行列が続いてた
あんまり、時間が長くて、ちょっと寒くなってきたから、いったん部屋に戻って温泉に入ることにした
その間に終ってしまったらどうしよう、、、って思ったけど、ずっと外に居たら、さすがに体も冷えてきた
温泉につかって、あったかい格好で外に出たら、10時ごろまだ行列が続いてた
10時半過ぎたころに、やっと、側に居た女の人の親子連れの方が、
「あっ、神さまが下りて来られた!」って、行列の向こうを指さした
まさちゃんが、「えっ、やっと来られたんですか?」って聞いて、見たら厳かに御神輿が担がれて、行列の最後みたいだった
やっと神さまに会えた
立派な御神輿だったし、御神輿の前にも、古くからの大事なものもたくさん運ばれていたし、お天気がよくてほんとによかったって思った
ふと宿の様子を見たら、明かりは全然、そのまんまで、真っ暗になんかなってなかったけど、昔はこの行列の時には、参道の宿は、真っ暗にしなければならなかったかもしれないね~
明くる日の朝早く、まさちゃんは金比羅さんにお詣りした
と言っても、神さまは、その日の夜お帰りになるらしくて、神さまはお留守みたいだけど、こんな朝早く金比羅さんにお詣り出来るなんて、もうないって思った
朝早い境内の階段は、たまに散歩に来る人や、観光客もほとんど見られないくらいの静けさで、ほんとに気持ちよかったし、有り難かった
階段を上がっていると、ちょっと汗ばんできた
出来れば奥の院まで行きたいな~って思いながら上がって行って、奥の院に行こうとしたら、若いお兄ちゃんが戻って来た
「奥の院まで、どれくらいですか?」って聞いたら、お兄ちゃんは残念そうに
「それが、、、いのししが出るかもしれないから、九時からしか行けないそうです、、、」って教えてくれて
「そうか、それは残念です~夕べ、お祭り見れました?」って尋ねたら
「今、ポスター見て初めて知ったんです残念、夕べはバイクで疲れて寝てました」って、ほんとに残念そうに答えてくれた
奥の院までは行けなかったけど、ここはやっぱりパワースポットだな~って思った
さっきの若いお兄ちゃんは、長い階段を軽快に、トントン、トントンってあっという間に下りて行ったけど、
まさちゃんは、下りはちょっと気を付けながらゆっくり下りて行ったよ
ここで怪我でもしたら大変だしね~
長い階段を下りながら、自分の足にも感謝した
別に年に一度の例祭を選んで金比羅さんに来た訳でもないけど、この日に来れたのはほんとにラッキーだった
朝早くから、境内を掃いているオジサンがいらっしゃった
多分、大切な大切な金比羅さんなんだろうね~
パパさんの同窓会に付いて行って、四国を回って来た今回の旅
最後に、ハプニングのおまけがあって慌てたけど、結局それも楽しい思い出になりそうだよ
パパさんの昔からのお友達、みんな良い人ばっかりだった
ありがとう、皆さん、ありがとうパパさん
今週もみんなお疲れさま
いつも来てくれて、ほんとにどうもありがとう
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