半世紀を彷徨う

自分の心理状態や日々の出来事から趣味の事まで幅広く。

心の風邪?うつ病

2016-07-07 19:00:56 | 日記
そんな生やさしい物ではない。生きるのもめんどくさくなっちゃうよ?

おれの場合は会社に逆らった報復人事で、行く先々でなじんじゃうから、
クソ忙しい部署へ行かされた。おれもやる気ゼロ、だが仕事の量はハンパじゃなかった。
仕事がどんなになろうがほったらかしておけばよかったけど、
やはりこれはお前の仕事だと言われると、関わらずにはいられなかった。

残業だって無償が多かったし、一日4時間5時間は当たり前、
装置が壊れれば朝方4時までだって帰れない。

会社が忙しい一方、家で待ってる言葉は「お疲れさま」ではない。
家族が寝ているところに帰ってくると、むしろこんな時間まで会社にいるなんて、
家の事はどうだっていいんだねと言われたもんだ。
あれだけいやがっていた子供の相手を平日は100%みるわけだから。

そのうち夜眠れなくなり、もしかしてうつ病の始まりかもと思い出した。
家でそう言っても、そう簡単にうつ病になるわけがないとバッサリ切り捨て。
やがて趣味をしなくなっていった。平日忙しいから休みは元気が出ないだけと思っていた。

そして会社にいる間に具合が悪くなり、自分の判断で精神科へ受診し、うつ病と言われる。
会社で上司に診断結果を伝えると、「やっぱりね、そうだと思った」と言われた。
周囲の人にもおれにつらくあたれと指示していたかも知れない。
だがその人たちを恨むことはできない。この辺までは会社も平然とした対応だった。

次の日から入院すると告げた時、かなり会社は動揺した。
おれが労働基準監督署へ労災の申請をして、さらに動揺したことだろう。
入院中数か月にわたり調査が入った。
会社の顔なじみの守衛さんや機械の修理に来ていた業者の方、職場の仲間にも調査が入った。

結果、おれは労災認定されなかった。(会社と労働監督基準書って結構付き合いあるんだよ)
三か月の入院が終わるころ、会社から好きな部署へ移動していいと言われたので、
問題発生する前の職場に戻してくれと伝えた。その後も3回×3か月入院した。
仕事で問題が合ったり先輩に怒鳴られたりしただけで体の震えが止まらなくなったから。

今でも1日14錠の薬を飲んでいる。釣りに行きたくても行けないのも病気のせいだ。
残業時間はやっている人はもっとやっている。おれの場合他の人は定時で帰り、
おれだけやってもやっても終わらないとか家の事とか、重なったのがいけなかったんだろう。

一生懸命仕事して体壊しても、誰も「よくやった」とは言わない。
せいぜい「あんなに遅くまで仕事するからいけないんだ」と言われるのがオチ。
評価査定なんて気にせずにここまでしかできませんと勇気を持って言うべきだったんだ。