1号機 建屋の地下に大量の水 NHKニュース
核燃料が溶け落ちる、いわゆる「メルトダウン」が起きていたとみられる東京電力の福島第一原子力発電所1号機で、原子炉建屋の地下に大量の水があることが分かりました。東京電力は、格納容器から漏れ出した高濃度の汚染水とみて、詳しい分析や処理方法を検討していますが、作業の難航は避けられない情勢です。
福島第一原発の1号機では、「メルトダウン」が起きて原子炉に穴が開き、さらに格納容器も損傷して高濃度の汚染水が大量に漏れ出ているものとみられています。このため、13日、作業員が原子炉建屋の地下に通じる階段の踊り場付近から目視で調査したところ、建屋の地下で水のようなものが西から東に向かって流れているのが見え、水位は4メートル20センチに達しているとみられるということです。東京電力は、この水が格納容器から漏れ出した高濃度の汚染水の可能性があるとみて、今後、水の放射線量や放射性物質の種類を詳しく分析するとともに、水の処理方法を検討したいとしています。また、13日、原子炉建屋の1階に無線で遠隔操作するロボットを入れて調査した結果、建屋の南東部分にある二重扉の近くで、最大で1時間当たり2000ミリシーベルトと、これまでで最も高い放射線量が測定されました。この付近には原子炉につながる配管が通っていることから、東京電力は、「メルトダウン」の影響でこの配管が傷み、高濃度の汚染水が流れ込んで高いレベルの放射線を出しているのではないかとみています。福島第一原発1号機では、原子炉建屋の地下に大量の水がたまっているのが見つかったことに加え、1階でも極めて高い放射線量が測定される場所があることが新たに分かったことで、17日に予定されている工程表の見直しを前に、作業の難航が避けられない情勢です。
核燃料が溶け落ちる、いわゆる「メルトダウン」が起きていたとみられる東京電力の福島第一原子力発電所1号機で、原子炉建屋の地下に大量の水があることが分かりました。東京電力は、格納容器から漏れ出した高濃度の汚染水とみて、詳しい分析や処理方法を検討していますが、作業の難航は避けられない情勢です。
福島第一原発の1号機では、「メルトダウン」が起きて原子炉に穴が開き、さらに格納容器も損傷して高濃度の汚染水が大量に漏れ出ているものとみられています。このため、13日、作業員が原子炉建屋の地下に通じる階段の踊り場付近から目視で調査したところ、建屋の地下で水のようなものが西から東に向かって流れているのが見え、水位は4メートル20センチに達しているとみられるということです。東京電力は、この水が格納容器から漏れ出した高濃度の汚染水の可能性があるとみて、今後、水の放射線量や放射性物質の種類を詳しく分析するとともに、水の処理方法を検討したいとしています。また、13日、原子炉建屋の1階に無線で遠隔操作するロボットを入れて調査した結果、建屋の南東部分にある二重扉の近くで、最大で1時間当たり2000ミリシーベルトと、これまでで最も高い放射線量が測定されました。この付近には原子炉につながる配管が通っていることから、東京電力は、「メルトダウン」の影響でこの配管が傷み、高濃度の汚染水が流れ込んで高いレベルの放射線を出しているのではないかとみています。福島第一原発1号機では、原子炉建屋の地下に大量の水がたまっているのが見つかったことに加え、1階でも極めて高い放射線量が測定される場所があることが新たに分かったことで、17日に予定されている工程表の見直しを前に、作業の難航が避けられない情勢です。