今日は恋話について
書こうと思います。
そう、恋の話しです。
わぁ~、恥ずかしいな(笑)
高校2年の時のことです。
私は神奈川県逗子市にある
とある男子校に通って
いました。
男子校だったので、普段
女の子と話しをしたり
する機会はありませんでした。
部活動も特にやっておらず、
大学進学のために予備校には
通っていました。
横浜にある予備校に電車で
通っていたのですが、
ある日電車に乗っていると、
斜め前の席に小学校時代に
大好きだった女の子が
座っていました。
「あっ! Mさんだ」
と心の中で叫んでしまいました。
向こうは私には気付いて
いないらしく、ずっと窓の外を
涼しげな顔をして眺めている
だけです。
「声かけようかな、どうしようかな」
私の心臓はバクバクとその存在を
これでもかとアピールするかのように、
鳴り続けていました。
どうしようかと散々迷いましたが、
そうこうしているうちに、
彼女は途中で降りてしまいました。
私はそのとき、ただ雑踏に紛れていく
彼女の姿を目で追いかけるしか
ありませんでした。
「あー、声かければよかったな」
と後悔しました。
しかし、待てよ、昔の小学校の
ときの名簿があるはずだ。
私は帰宅してから、机の奥に
しまってあった1冊の名簿を
取り出しました。
ペラペラとページをめくって
いるとMさんの名前を見つけ
ました。
「電話かけてみようかな」
ここでもまた私の心臓は
バクバクと音を立てるかの
ように鳴り出しました。
まるで心臓が脈打つ音が
聞こえてきそうです。
電話の前でしばらく
正座をし、膝を固く
両手で握り締めたまま
数十分が経ちました。
「よし、かけよう」
私は覚悟を決め、
受話器を手にとり、
ダイヤルをゆっくりと
回しました。
(ダイヤル式の電話、
古いですねー。
当時は携帯電話なんて
ありませんし、
プッシュホンも
ありませんでしたからね)
トゥルゥー
トゥルゥー
ガチャ
「あ!出た!」
と思うと
出たのは彼女のお母さんでした。
「あ、もしもし、小学校のときに
Mさんと一緒だった高梨ですが、
Mさんいますか」
私は口が震えるのを抑えながら
しぼりだすように言いました。
「はい、ちょっと待ってください」
とお母さんが言うと、
彼女が出てきました。
「もしもし」
(あぁ!!Mさんだ!!)
と嬉しさとドキドキを感じながら、
私はデートの約束を
とりつけました。
受話器を置くと、
ガッツポーズ連発です。
大好きだったMさんと会える、
と思うと私の胸は高鳴りました。
デートは地元の葉山でした。
葉山しおさい公園で待ち合わせをし、
そこで少し過ごしてから、
レストランに行って食事を
しました。
そのとき何をしゃべったのかは
ほとんど覚えていません。
ただ大好きな子と同じ空間で、
同じ空気を吸っているだけで
幸せでした。
デートも終わりに近づき、
次のデートの約束をして
その日は別れました。
何日か経って彼女に
電話をかけると、
「ごめん、やっぱり
勉強とか忙しいから
無理」
と断られました。
私は目の前が真っ暗に
なり、純情だった私の
心はズタズタに引き裂かれ
ました。
その後しばらく放心状態の日々が
続きました。
私は彼女への思いを吹っ切る
かのように、受験勉強に
没頭しました。
と、長くなりましたが、
淡い恋の話しについて
書いてみました。
今となっては良い思い出
です。
もうMさんにはずっと
会っていませんが、
どこでどうしているの
でしょうか。
たまにはこんな話しも
いいかな、と思いまして
書いてみました。
終わり
ウホッ
ゴリ
書こうと思います。
そう、恋の話しです。
わぁ~、恥ずかしいな(笑)
高校2年の時のことです。
私は神奈川県逗子市にある
とある男子校に通って
いました。
男子校だったので、普段
女の子と話しをしたり
する機会はありませんでした。
部活動も特にやっておらず、
大学進学のために予備校には
通っていました。
横浜にある予備校に電車で
通っていたのですが、
ある日電車に乗っていると、
斜め前の席に小学校時代に
大好きだった女の子が
座っていました。
「あっ! Mさんだ」
と心の中で叫んでしまいました。
向こうは私には気付いて
いないらしく、ずっと窓の外を
涼しげな顔をして眺めている
だけです。
「声かけようかな、どうしようかな」
私の心臓はバクバクとその存在を
これでもかとアピールするかのように、
鳴り続けていました。
どうしようかと散々迷いましたが、
そうこうしているうちに、
彼女は途中で降りてしまいました。
私はそのとき、ただ雑踏に紛れていく
彼女の姿を目で追いかけるしか
ありませんでした。
「あー、声かければよかったな」
と後悔しました。
しかし、待てよ、昔の小学校の
ときの名簿があるはずだ。
私は帰宅してから、机の奥に
しまってあった1冊の名簿を
取り出しました。
ペラペラとページをめくって
いるとMさんの名前を見つけ
ました。
「電話かけてみようかな」
ここでもまた私の心臓は
バクバクと音を立てるかの
ように鳴り出しました。
まるで心臓が脈打つ音が
聞こえてきそうです。
電話の前でしばらく
正座をし、膝を固く
両手で握り締めたまま
数十分が経ちました。
「よし、かけよう」
私は覚悟を決め、
受話器を手にとり、
ダイヤルをゆっくりと
回しました。
(ダイヤル式の電話、
古いですねー。
当時は携帯電話なんて
ありませんし、
プッシュホンも
ありませんでしたからね)
トゥルゥー
トゥルゥー
ガチャ
「あ!出た!」
と思うと
出たのは彼女のお母さんでした。
「あ、もしもし、小学校のときに
Mさんと一緒だった高梨ですが、
Mさんいますか」
私は口が震えるのを抑えながら
しぼりだすように言いました。
「はい、ちょっと待ってください」
とお母さんが言うと、
彼女が出てきました。
「もしもし」
(あぁ!!Mさんだ!!)
と嬉しさとドキドキを感じながら、
私はデートの約束を
とりつけました。
受話器を置くと、
ガッツポーズ連発です。
大好きだったMさんと会える、
と思うと私の胸は高鳴りました。
デートは地元の葉山でした。
葉山しおさい公園で待ち合わせをし、
そこで少し過ごしてから、
レストランに行って食事を
しました。
そのとき何をしゃべったのかは
ほとんど覚えていません。
ただ大好きな子と同じ空間で、
同じ空気を吸っているだけで
幸せでした。
デートも終わりに近づき、
次のデートの約束をして
その日は別れました。
何日か経って彼女に
電話をかけると、
「ごめん、やっぱり
勉強とか忙しいから
無理」
と断られました。
私は目の前が真っ暗に
なり、純情だった私の
心はズタズタに引き裂かれ
ました。
その後しばらく放心状態の日々が
続きました。
私は彼女への思いを吹っ切る
かのように、受験勉強に
没頭しました。
と、長くなりましたが、
淡い恋の話しについて
書いてみました。
今となっては良い思い出
です。
もうMさんにはずっと
会っていませんが、
どこでどうしているの
でしょうか。
たまにはこんな話しも
いいかな、と思いまして
書いてみました。
終わり
ウホッ
ゴリ