ニッペリア仮設住宅の自治会解散式での大谷大学教職員、金沢災害支援ネットワーク、仙台仏青、仙台教務所(現地復興支援センター)の活動です。
仙台市は今年9月末までに応急仮設住宅を解消することが決まっており、ニッペリア仮設も多くの方が復興公営住宅、自主再建された自宅などに転居され、現在入居数が20数戸となっている。
それに伴い、ニッペリア仮設の自治会も3月末で解散し、このたび解散式が行われました。
この解散式に仙台教務所へも参加依頼があり、ニッペリアで最後の炊き出しをさせていただくこととなりました。
ニッペリア仮設は、全国各地、多くのボランティア団体が訪問・活動しており、その中でも継続して訪問していた大谷大学と金沢教区の災害支援ネットワークに連絡し、当日は大谷大学の学長をはじめとする教職員の方々、金沢災害支援ネットワークの会長が参加いただけることとなり、地元の仙台仏青、仙台教務所員とともに活動を行いました。
今回のメニューは、赤飯、トン汁、焼き物(焼き鳥500本・焼き肉・ししゃも・フランクフルトなど)でした。
横浜からいらっしゃった団体もあり、その方々のメニューは焼きそば、おしるこでした。
解散式には、現入居者、元入居者や招待者など100名程の参加があり、式ではこれまでに仮設でのボランティア活動を行い、自治会運営活動に貢献した3団体に感謝状が手渡された。
その団体の内、私たち東本願寺への感謝状もあり、宗派関係ボランティア団体を代表し、仙台教務所長が感謝状を受け取りました。
式終了後は、会食の時間となり、ニッペリアのクラブハウスに入りきれない方のために、外にテントをはり、机と椅子を並べ対応されておりました。
炊き出しはここ最近ではない多い参加人数でありましたが、ニッペリアで準備していたオードブルなどもあり、炊き出しのテントに列ができることはありませんでした。
参加者の方々も久しぶりに会われる方もあるようで、「久しぶりですね」、「お元気ですか」と声を掛け合っていました。
そして、この仮設にご縁の深い高橋華子さんの歌、その歌に合せて参加者の踊りありと、皆さん楽しまれていました。
様々なボランティアを受け入れていただいたニッペリア仮設。これまでの活動を思い出し、皆さんのお元気な姿を拝見しながら、ニッペリア仮設で最後の炊き出しをさせていただきました。
また、仮設住宅での活動は最後ですが、ニッペリア仮設にお住まいだった方々が移転した復興公営住宅などでの活動の可能性を探りつつ、今後もこのご縁をつなぎ、大切にしていきたいと感じました。