東日本大震災から4年が経過しました。
岩手県、宮城県、福島県の仮設住宅にお住まいであった方々は、新たに家を建てたり、復興公営住宅・マンションなどに移り住まわれたり、違う地域に引越しをされたりと、仮設住宅にも空き部屋が少しずつ増えてきています。
ご縁のある仮設住宅でも、来年には閉鎖が決まったというお話もお聞きします。
しかし、経済的な問題により仮設住宅から移り住むことができない方もあると聞きます。
福島県では、同じ地域の方が同じ仮設住宅に入居していたので、ある程度これまでのコミュニティーが保たれていましたが、仮設を出ると、新たに移り住む土地や復興住宅の抽選などの関係により、皆さんがバラバラになってしまいコミュニティーが崩れてしまい、新たな場所で関係性を一から結んでいかなければならないという課題があるとも聞きます。
福島県では福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染の被害を受けた地域では、除染作業が進められ、その地域の仮置き場に黒い袋(除染袋)が積み上げられています。そして、これから中間貯蔵施設への運搬が始まります。
先日、仙台からいわき市に向かう際に、今年3月1日に全線開通となった常磐自動車道を利用しました。
途中、休憩で寄ったサービスエーリアの「南相馬鹿島SA」では、下記の写真のとおり、放射線量モニターが設置され、入り口には高速道を利用される方へのお知らせや留意点が記載されていました。
その日、仙台を出発した時の車内の放射線量は時間あたり0.03μSv(マイクロシーベルト)であり、浪江ICから常磐富岡ICまでの区間に設置されていたモニタリングポストの表示が時間あたり5.3μSv、車内でも3μSv弱という数値でした。
NHK仙台放送局のホームページには、「撮影記録でたどる被災地の4年」というページがあり、震災から現在までの移り変わりを観ることができます。
また、「原発事故4年目の決断」というページでは、今年2月の富岡町・浪江町の状況を小型無人飛行機で撮影した動画が観ることができます。
「撮影記録でたどる被災地の4年」⇒http://www3.nhk.or.jp/news/shinsai4/4years/
「原発事故4年目の決断」⇒http://www3.nhk.or.jp/news/shinsai-movie/
ホームページなどをご覧いただき、被災地の現状をご確認ください。