イーグレット様も帰還し、桜も咲き始め、マイマイも動き始めていました。
そしてその一方ではツグミが転がり、ジョウビタキが尾を跳ねています。
季節は春。
未だ冬鳥たちが居てくれる初めての春が、いよいよ始まるのであります。
昨日は午前中は雨でしたけれども気温の方は割と暖かく…うっかり油断して薄着のまま数時間ほど作業をしていました。
それですっかり身体を冷やしてしまい、ちょっと微熱ありの鼻風邪をひいてしまいます。
昨夜は早めに床につきましたが、いざ布団にくるまると…猛烈な悪寒に身体が震えます。
ぼーっとする頭をなんとか働かせて、先日片づけた冬物の毛布を引っ張り出して…いつの間にか意識を手放していました。
そして今朝、問題なく歩けるくらいには回復し…とは言ってもまだ鼻は詰まって頭も微熱で少しぼーっとしてはいるのですが、普段めったに体調を崩した事のない私は…今のこの状態で瞑想をすることに少しワクワクしていました。
そして今朝、たどり着いた雑木林はむせかえるような草の香りが立ちこめていた川っぺりの夜明けであります。
今朝は必死に集中しながら歩いてますが…不思議と辛くはありません。
(﹡ˆ ˆ﹡)みんなおはよ。
「上げます」「運びます」「下ろします」「上げます」「運びます」「下ろします」「上げます………
えながハウス 二十六日目
今朝もエナガペアは大忙しです。
いよいよ巣立ちまであと僅か。ヒナ達の飛行訓練がそろそろ始まるかもしれません。
そしてヒナ達が自力で飛べるようになった時に「巣立ち」を果たすことになるのでしょう。
卵から孵って今までの間、ヒナ達は狭くて暖かい巣の中で兄弟達と折り重なるように暮らして来た筈です。
そんなヒナ達が親鳥にせっつかれて飛行訓練の為に初めて巣の外に出ると、今までのクセからか、兄弟達はひしとくっつきあって横一列に並ぶ…串団子状態になるそうなのであります。
鳥好きの人々はこの状態を「エナガ団子」と呼び、幸運にもその姿を見ることが出来た鳥好きの人々は悶絶しながらキュン死して、その屍を野に晒すことも珍しくはありません(笑)。
そして私がおよそ四週間に渡って追いかけた「えながハウス」では、残念ながら「エナガ団子」を見られる可能性はかなり低いものと考えざるえません。
この葉っぱの中ですからね…是非もなしなしであります。
とはいえもう見れないと完全に決まった訳でもありませんし、もうしばらくは引き続き注目していく今朝の川っぺりはこれまでに御座います。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
230 拝