「出る杭は打たれる」ということわざは大概の場合、打たれた側の自己弁護として口にされます。
仮に自己評価や自己愛、自己顕示欲等がとても強い一本の「杭」がここにいたとします(笑)。
そんな一本の杭が何らかの集団行動や集団作業を行う際に「杭」としての役割を逸脱していた場合、頭一つ飛び出していた所を発見した管理者がその杭を頭一つ分地面に打ち込むことは当然の対応です。
同じく杭の役割を分担する同輩達から叩かれる事もまた当然ですね。
まあ、一口に「杭」と言っても杭には様々な使い方があります。
一番基本的な使い方は軟弱な足場に何かを立てる際に強固な支えとして使う為に地面にしっかりと打ち付けて使う使い方です。
他には境界線や誘導線を空間に印す目印として杭が使われる事も多々あります。
…あ!あとは吸血鬼退治の際に木の杭は大活躍しますよね(笑)。
まあ吸血鬼退治はともかくとして、基本的に「杭」が本来果たすべき仕事や役割とは、たった「一本」だけの杭ではどうにもならないものばかりなのです。
他の杭たちとバランスをとって力を合わせなければならないところで、一本だけ頭を浮かせてフラフラしていれば…そりゃあ、頭をブッ叩いてしっかりと地面に固定し直すのは当たり前のことです。
そんな当たり前のことが分からない人は「出る杭は打たれる」などという当たり前の出来事を、わざわざ被害者面して宣うという恥知らずなことが出来てしまいます。
かく言う私めも若い時分はかなり恥知らずでうぬぼれ屋な「杭」でありました(大汗)。
だから自信を持って言えます。
「出る杭は打たれて当然」だと(笑)。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
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