新・日々是幸福。

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あなたが世界を変える日

2007-07-23 11:15:38 | 日常
どもです。

もう学生さんは、夏休みだというのに、
梅雨もあけないねえ。

前回の日記でも書いたけど、私はアウトドア(外)が好きです。
自然も大好きです。
そういった意味で、環境問題にも多少なりとも意識はあります。
でも、どうしたらよいか、よく分からないなあ。。。。
と考えてた時に、とても素敵な本に出会いました。

「あなたが世界を変える日」

この本は、1992年6月11日。
ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた
国連の世界環境サミットで、カナダ人の12歳の少女が、
いならぶ世界各国のリーダー達を前に、わずか6分間のスピーチをしたんだけど、
その言葉は、人々の強い感動を呼んで、世界を駆け巡り、
いつしか「リオの伝説のスピーチ」と呼ばれるようになったのだ。
この本は、そのスピーチとその少女の活動が
書いてある本です。

その少女の名前は「セヴァン・カリス=スズキ」
カナダの日系4世の女の子なんだけど、
「私たち一人一人の力が世界を変えていける」
という事を今も世界中に伝え続けているのだよ。

セヴァンは、

オゾン層にあいた穴を どうやってふさぐのか、
知らないでしょう。

死んだ川に どうやってサケを呼びもどすのか、
あなたは知らないでしょう。

絶滅した動物を どうやって生きかえらせるのか、
あなたは知らないでしょう。

そして、
今や砂漠となってしまった場所に どうやって森をよみがえらせるのか、
あなたは知らないでしょう。

  どうやって直すのか
  わからないものを、
  こわしつづけるのは 
  もうやめてください。

(一部抜粋)

今まで、色々な環境問題を取り扱った本や、テレビなど、
あったけど、今までで一番心に訴えてきた本でした。
彼女の一言一言がスッと胸に心に入ってきて、
とても優しい心になれます。

ちなみに、日本の人口は世界の2%だそうです。
なのに、石油輸入量は世界第2位、エネルギー消費量は、第4位。
世界の約7割のゴミ焼却施設もあるみたいです。
その結果、世界一多くのダイオキシンを排出しています。

きっと、僕たち大人が出来る事って、少しでもあると思います。
例えば、使っていない電気を消す、とか、目の前のゴミを拾うとか。
そんな小さな事でも何かが変わるかも。
少なくとも意識するだけでも「何か」変わるかもしれないです。
もしくは、「知る」という事だけでもよいかもしれません。

この本は、子供用に作られていますが(ふりがながあったりとか)
ぜひとも、大人の人に読んでほしいです。


寒いけど、綺麗な冬の日や、



綺麗な夕焼けが見られなくなるなんて、
とても考えたくないよね。

そして、今いる子供達に美しい世界を。