新・日々是幸福。

日々の生活や仕事のこと。

修行は,未だ終わらず。

2008-09-18 17:25:31 | 日常
どもです。

前回,お伝えした通りに
四国へ「お遍路さん」の旅に行ってきました。
旅と言うか,修行ですね。

お遍路とは,
総行程1,400Km、昔は世捨ての旅として
知られた四国八十八ヶ所巡りです。

何故に,僕が挑戦しようかと思いついたのは,
今年,おかげさまでお世話になっている
ドゥーディマンシュが,「10周年」を迎えることにあたり
それの無事の祈願と、ディマンシュに関わるお客様も含め
全ての人達のこれからを祈願しようと思い立ちました。

 今から約1,200年前、弘法大師が42歳のときに人々に
災難を除くために開いた霊場が四国霊場です。
後に高弟が遍歴したのが霊場巡りの始まりと伝えられています。
人間には煩悩が88あり、霊場を八十八ヶ所巡ることによって煩悩が消え、
願いがかなうと言われてます。

 光に満ちた四国の大自然の中、お大師様(弘法大師)と共に
心と身と体をみがき、88の煩悩を一つ一つ取り除き、
大自然の中で生かされている喜びにひたると共に、
自分自身を見つめ直す修行の旅です。
四国の地元の人々の厚い人情は巡礼者の心を癒し、
素直な気持ちにさせてくれます。
俗塵を離れ、人々の厚い心遣いに感謝し、生きる喜びを見出すため、
自分探しの旅、というのが現代におけるお遍路らしい。

と、まあ小難しい事は考えずに、
とりあえず一番礼所のある徳島県へ向かいました。


ここからが長い長い道のりです。
とりあえず、ここで白衣(白装束)と納め札を買いました。
人に「白衣を着なきゃいけないの?」
と質問される事が多いですが,着た方が良いと思います。
バックパッカーみたいにシャツとリュックの人もいらっしゃいますが,
やはり着た方が,気持ちが入るのと、
着ていると「お遍路さん」と地元の方に認識されたり、
なんといっても同じお遍路さん同士の交流も図れます。

そして、スタートして順調に歩いて行きます。

天気も良すぎて暑いくらいです。
そして、予想通り何もありません。
お店はおろか,コンビニなんてものも見つかりません。
修行の準備はきちんとしないとあとで思いやられます(苦笑)



そして、さらに何もなくなります。
いやあ、一人で淡々と歩いていると
心も洗われるようです。

何もないと,道が心配だと思われますが,


一応,道案内も存在します。
きけば、これを作成したのも、新しいお遍路さんが迷わないようにと
何百回と巡礼された方が作ったとか。


そんなこんなの,超がつく程の初心者お遍路の
私が、都会に慣れきり、そして舐めていた為に
2連続で野宿という洗礼を受けました。
しかも、寝袋なし。

そして、怒濤の後半、山越え編は次回にお送ります。
そして,痛めた足は未だ完治せず。。