彼岸花（曼珠沙華）

まだ真夏日が続き、彼岸の陽気とはかけ離れていますが彼岸花が咲きだしました。

宮部みゆきの時代小説「おそろし」のなかに
　”曼珠沙華。彼岸の頃に花を咲かせるので彼岸花とも、花が血のように紅く、よく墓地に咲くので、死人の血を吸っているといういわれから死人花（しびとばな）とも呼ばれる。花が落ちてから細長い葉が出るため、葉のないまま妖艶な花を開くその姿の異様さに、幽霊花と忌み嫌われることもある。しかもこの花には毒がある。”

というくだりがあります。昔からあまり好まれてはいない花の様だ。
最近は紅い花だけではなく黄色や白いものも目にします。

　　　　　　

吉見の彼岸花は自然のものではなく地元の人たちが桜の木の下に植え付けたものできれいにそろっています。盗掘があったのかとらないようにとの看板が立っていました。

土手上はサイクリングロードになっているので自転車に乗りながら見ることができます。