今日の朝、郵送で送られてきました。恩師、富永勝先生が出演している台湾映画「湾生回家」の日本上映日が決定しました。
全国主要都市で放映されるそうです。台湾のような小さな国で、(公式データ・ホール上映などの非劇場を含まない)観客動員数16万人以上の台湾映画史上空前のドキュメンタリー映画となり、監督のホァン・ミンチェン氏は、この映画の成功で、台湾映画の鬼才の称号を得たと言われています。
ご案内させていただきます。富永先生の地元の徳島では上映が決まっておりません。しかし、東新町の有志の働きかけなどで、何処か映画館を借り切って上映をするための準備委員会のようなものが出来つつあると言うことなので、よろしくお願いします。
日本経済新聞の調査などで、現在の20代の若者で、「努力は報われないと思う」と言う方が、85%であると言うことを掲載されていました。
はたしてそうでしょうか?昨日出席させていただきました、ロータリークラブの留学生を支援する「米山奨学基金」の奨学生の講話の中で、内蒙古の奨学生が、日本の奨学金をいただき、日本に留学して、日本で仕事について、社会に貢献出来る人になるために頑張ると言う志を両親に伝えた時に、母親と、「日本で骨をうずめる覚悟で頑張るつもりなら、日本人の3倍・4倍努力をするのが当たり前だと思って生活する覚悟はありますか?日本人が1時間労働している時、3時間・4時間労働出来る覚悟はありますか?その覚悟を約束するなら許しましょう。」と、大変普通でも優秀な息子に約束をさせたそうです。
母親の教えを忠実に実行する事により、奨学生は、日本最難関のロータリークラブ米山奨学生基金を受ける事が出来ました。楽な道を選べば、それだけなんです。難しい道を選択する志があれば、誰でも道を開けると思うんです。
富永先生の今をみて、学びました。富永先生は、台湾や日本で本当に世話になったおかげで、先生をさせてもらっていると言う謙虚な気持ちで教員として、長年務められたそうです。だから、他の人たちが嫌がる生徒指導の担当も、二つ返事で校長から拝命してもらい、僻地の高校の教頭・校長も、「困っているのでしたら、私で良ければ使って下さい。」と自分から申し出たりしたそうです。
富永先生は、私にこう言いました。「私は、台湾から来た人間だ、こちらで生活ずっとしている人たちとは、信用が違うんだ。だから、人の2倍・3倍手間のかかることをして、一人前に見てもらえるとずっと、思って心掛けてきました。」と、、、、。
富永先生は、現在86歳です。86歳にして、このような栄誉のある映画に関わる事が出来ている姿を見ると、「努力は報われない」と思っている人は、努力をする術を知らないだけでは無いのでしょうか?
と、ひとり思いました。