突然だが、
みなさんは目の錯覚というものを体験したことがあるだろうか?
同じ大きさなはずなのに、こっちのほうが大きく見える!
とか、どう見ても○○のように見えるのに!?とか
そんな錯覚を体験できるのが、こちらの錯覚美術館。
この錯覚美術館。単なるトリックアート美術館ではなく、
明治大学の研究施設の研究発表の場なのだ。
そのため、土曜日しか開館していない。
月に4回~5回しか開いていないと考えると、なかなかレアだぞ。
入口からして凝っている。
なんだかところどころ欠けている看板だが…
自動ドアがスライドするとこのとおり!
無いはずの棒が頭の中で補われる。
こういうのを空間補完効果というらしい。
中にはところ狭しと展示物が並ぶ。
正面に展示してあるのはトラの絵と猫の絵。
しかしよく見てみると…
それぞれビルの絵と車の絵に変わる。
ネコは近くで見てもちょっと無理があるかもしれない(笑)
ちょっと分かりづらいが、フルーツの絵。
実はこれ、マントヒヒと女の人の絵を重ね合わせて出来たもの。
色の濃い部分と薄い部分を重ねて、先ほどの絵を作り出したらしい。
この技術を応用して秘密文章が作られているんだとか、いないんだとか。
続いてはこちらの2つのボールが乗ったレール。
パっと見たところ、左から右へ転がっていきそうだが、
実は右から左へと転がり上がる!(動画を撮り忘れた、ごめんなさい!)
実はパースがついているため、登っているように見える。
逆から見るともっとよく分かる。
同じような原理を使ったのが以下の動画。
メッチャすごいから見てみて!!
その1、どこからも登っているように見える滑り台
お次は、この女の子の絵。
どう見ても右目と左目は違う色だと思うでしょ?
右目の色と髪飾りの色が同じ色だって思うでしょ?
ところが、目以外の部分を隠してみるとこのとおり。
実はなんと全く同じ色をしている!!
黒目の部分を隠すともっと分かりやすいだろうね。
青いバージョンもあった。
こっちのほうが同じ色だってことが分かりやすいかも。
まぁ、要するに頭の中で「赤・青のフィルターがかかっているから、
元はこの色なんだろう」って感じで勝手に色を変換するらしい。
理屈では分かっていても、目が黄色にしか見えないから不思議!!
続いて、明暗差を使った錯覚。
中心の白い部分と外側の白い部分は同じ白。
黄色い花びらのような部分に色の濃淡があるから、
それに合わせて白い部分にも濃淡があるように錯覚してしまうらしい。
続いては、揺れているように見える絵。
実はどの線も真っすぐなのだ。
何がすごいって、写真を見ても揺れているように見えるのが凄い!!
続いては、縦断勾配錯視。
急な下り坂のあとに緩やかな下り坂があると、
登っているかのような錯覚を覚える。
実際にラジコンに積んだモニターでそれを体験することができた。
どうでもいいけど、東京の多摩境にある小山内裏トンネルって、
どっち側から入っても下っているように見えるんだけど、
それもこの原理なのかもしれない。
錯覚現象を利用した新しい看板表現。
どちらも同じ形をした矢印なのだが、色の違いや、
ライトの当たる角度によって凹んでいるように見えるものと、
出っ張っているように見えるものがある。
左の写真なんかは完全にライトの角度が錯覚の補助をしている。
最後はこちら
文字列傾斜錯視。
どう見ても斜めになっているように見えるのだが、
「一」と「十」の横棒の高さの違いからこのように見えるらしい。
というわけで、錯覚美術館。
冒頭でも述べたが、単なるトリックアート美術館ではなく、
きちっとした学術研究の成果発表の場なので、
1つ1つの展示物の説明がしっかりとなされている。
明治大学の大学院生さんや教授が説明をしてくれるので、
錯覚について何も知らない人でも全然気楽に行ける。
本当に小さな展示スペースの美術館だったが、
気づいたら2時間近くいてしまった。
ここは本当にオススメだぞ!!
<iframe id="oauth2relay1140920016" style="height: 1px; position: absolute; top: -100px; width: 1px;" name="oauth2relay1140920016" src="https://accounts.google.com/o/oauth2/postmessageRelay?parent=http%3A%2F%2Fnippon-sumizmi-kanko.com#rpctoken=1418440282&forcesecure=1"></iframe>
28日(土)東大本部食堂(定食に大満足)訪問者が多数食事していた・総合研究博物館・生協・鉄138億年の宇宙謎展・錯覚美術館と見て回り 新たな発見でした
錯覚美術館の見どころ
2011年5月14日(土)から、毎週土曜日の10:00~17:00に 明治大学錯覚美術館を一般公開しています。
場所、行き方などについては、 錯覚美術館ホームページ をご覧ください。
以下は、私の個人的視点からの見どころの紹介です。
展示のキーワードは「計算」
錯覚作品を計算によって作るときには、錯覚の効果を予測できますから、それを自由にコントロールする こともできます。特に錯覚効果を最大化することによって、あなたの目は混乱するでしょう。
入り口ドアに仕掛けられたロゴ
錯覚美術館のロゴマークが水平線とそれ以外に分解されて、入り口の二つの ガラスのドアに描かれています。自動ドアが開くと、それらが重なってロゴが 浮かび上がります。
床に埋め込まれた錯覚図形
静止図形なのにゆらゆら動いて見える浮遊錯視の代表作「トゲトゲドリフト」(北岡明佳作)が 錯覚美術館の床に埋め込まれています。なにげなく足元を見てこれを見つけたとき、腰を抜かさない でください。
2010年ベスト錯覚コンテスト優勝作品の実物とトロフィー
2010年5月に米国フロリダで行われた第6回ベスト錯覚コンテスト (6th Best Illusion of the Year Contest) で優勝し、初めてアジアにトロフィーを 持ち帰った不可能モーション立体を展示しています。手作りの素朴な紙細工ですが、 その素朴さと国際大会優勝との落差も楽しんでいただけるかもしれません。
また、映像モニターには、不可能モーション新作集「不可能モーション3」も 流れています。
何でも吸引四方向滑り台 (ビデオ)
自作の「エッシャー風タイリングパターン」を絵ハガキに
オランダの版画家エッシャーの「空と水」(1938)という作品は、 空を飛ぶ鳥と水中を泳ぐ魚が「図と地の反転」錯視を利用して組み合わされた素敵な タイリングアートです。あなた自身が与えた二つのパターンをもとに、 「空と水」と同じ構造を持つタイリングパターンを自動生成するシステムを開発しました。 自由に図形を与えてあなた自身の作品を作ってみてください。それを絵ハガキに印刷 してお土産に持ち帰っていただけます。
写真家/デザイナーの高津央氏の写真とともに展示された不可能立体
不可能図形のだまし絵を立体化した不可能立体も展示しています。立体のそばには、 高津央氏による幻想的な写真とイラストも添えてあります。
錯視デザイナー北岡明佳の作品がタペストリーに!
数々の錯覚作品を世に出している北岡明佳の代表作を、タペストリーにしました。 錯覚美術館の中央に飾ってあります。大画面の作品から生み出される錯覚の迫力に酔ってください。
錯覚効果を自由に操作
数学者の新井仁之は、計算で錯覚を自由に操ります。図形から、錯視成分を抽出し、 それを加工してからもとの図形に埋め込むという方法で、錯視量の最大化・最小化が できるだけでなく、どんな図形も(無地でさえなければ)加工によって錯視図形に 生まれ変わらせることができます。
画像を手品のように
山口泰は、カード手品のように、画像を使って情報を出したり隠したりします。1枚の 画像が複数のものに見えるハイブリッド画像、2枚の画像から第3の画像が 現れる視覚復号型暗号画像などを体験してください。
道路傾斜錯視を解明して渋滞緩和へ
友枝明保は、ドライバーから見た道路の傾斜の誤認(縦断勾配錯視)を、 道路模型を使って調べています。この錯視は、高速道路の自然渋滞のひとつの原因と なっていることがわかりつつあります。この錯視の仕組みを解明し、 ドライバーが傾斜を正しく知覚できる道路の設計法を確立することによって、 渋滞緩和へ貢献することをめざしています。
錯覚の日常生活での利用をめざして
宮下芳明は、錯覚を日常生活やエンタテインメントに生かす 道を探っています。 たとえば、贈り物を包む包装紙に折り目の情報をいれて ラッピングの失敗を防ぎたいとき、主観輪郭線によって折り目を表す方法を 提案しています。これによって、包装紙のデザイン性を損なうことなく 折り目情報が表現できます。
色の不思議をコマで体験
植田一博と福田玄明は、物理的はない色が見えてしまう色錯視を、 研究しています。この二人が発見した新しい色錯視を 卓上扇風機に取り付けたコマで体験してください。
衝撃事件の核心・手練れマル暴刑事も驚愕した、ダイナマイト21本…小学校、介護ルームの隣に 山口組武器庫
「拳銃を隠している」。場所も定かでないおぼろげな情報の先には、手練れの「マル暴刑事」たちも初めて見る予想外のシロモノが待っていた。大阪府警捜査4課が12日に摘発した、指定暴力団山口組傘下組織の大規模武器庫。使われた大阪市内のマンション1階にあるトランクルームからは拳銃や実弾がゴロゴロ。そのうえ一次情報にはない“秘密兵器”も眠っていた。捜査員も一見して気付かなかったというそれは、21本のダイナマイトだった。
「3桐」の印字
暴力団が銃器を隠し持っているという情報は、毎日のように捜査員の耳に入ってくる。ただ最近は捜索して1、2丁見つかれば御の字。地道な捜査の末、ハズレに終わるケースも珍しくない。摘発を逃れるため短期間で次々と移動させたり、分散して保管したりと、暴力団がより地下に潜行しているからだ。
山口組直系組織「極心連合会」傘下の田口総業に関するネタも、最初は色めきたつようなものではなかった。捜査4課が情報をつかんだのは昨年夏。当初は場所も分からなかったが、発見に向けて片っ端から関係者の行動を追い続けた。
気付かれれば相手側は武器を「疎開」させる可能性もある。約1年にわたる極秘捜査の末、同課が洗い出した関係先は30カ所。9月12日午後、銃刀法違反容疑で一斉捜索に着手した。
狙いは的中。田口総業関係者が契約していた大阪市生野区のマンション1階にあるトランクルームから、拳銃7丁と実弾約500発が見つかった。
拳銃はいずれも真正。CZ(チェコ)▽ベレッタ(イタリア)▽ルガー(ドイツ)▽デリンジャー(米国)▽スミス&ウェッソン(同)-とメーカーや製造国もさまざま。 暴力団関係者が契約していた大阪市内のトランクルームで見つかった拳銃や実弾、ダイナマイト。欧米各国を代表する拳銃が並ぶが、ダイナマイトは年代物だった。暴力団担当の刑事たちもさすがにダイナマイトには驚いたという(大阪府警提供)
これだけでも華々しい成果だが、トランクルームをくまなく捜すと、ほかにも不審な木箱が。開けてみると、ビニールに包まれた葉巻のようなものが入っていた。
捜査員たちは最初、目を疑った。表面には赤く「3桐」と印字されている。よくよく調べると「3号桐」というタイプのダイナマイトだった。
引火していたら…メーカーによると、3号桐は主に「明かり発破」と呼ばれる作業で使われるもの。土木、採石業者が屋外で硬い岩盤や岩石を爆破する際に用いる。
捜査関係者によると、ダイナマイトは信管が外れた状態だった。「信管がなければめったなことがないと暴発しない」(メーカー担当者)というが、そのメーカーも人里離れた場所で保管。証拠品として押収した府警も、もしもの場合に備えて保管を外部委託したほどだ。
そんな危険なものが、住宅街のマンション1階に眠っていた。同じ階には他に介護事業所などが入居。関係者は「(利用者に)お年寄りも多く、万が一、トランクルーム内で火事でもあったらと思うと、めちゃくちゃ怖い」とおびえた。
マンションから約200メートル東には小学校があり、教頭は「こんな近くにダイナマイトがあったなんて驚きだ。児童らに影響がなくてよかった」と話す。
トランクルームの契約は6月から。ダイナマイトはその前の保管先から、何らかの手段で運び込まれたことになる。捜査の目を逃れるため、短期間で転々とさせていた可能性もある。
暴力団の武器をめぐっては、福岡県大牟田市で平成23年4月、車に乗せていた手榴(しゅりゅう)弾が暴発し、車ごと炎上。乗っていた暴力団関係者ら2人が死亡したケースもある
手練れマル暴刑事も驚愕した「ダイナマイト21本」…小学校、介護ルームの隣に「山口組武器暴力団関係者が契約していた大阪市内のトランクルームで見つかった拳銃や実弾、ダイナマイト。欧米各国を代表する拳銃が並ぶが、ダイナマイトは年代物だった。暴力団担当の刑事たちもさすがにダイナマイトには驚いたという(大阪府警提供)
「ダイナマイトに何かの拍子で引火していたら、周囲を巻き込む大惨事になっていたかもしれない」。捜査関係者は硬い表情で語った。
入手ルートは
今後の捜査の焦点は、各国の拳銃やダイナマイトの入手ルートだ。ダイナマイトの場合、売買や使用のたびに自治体や消防などに届け出ることが火薬類取締法で定められている。
記録上の数と実際に保管されているダイナマイト数との照合も定期的に行うことが義務付けられ、紛失したり、盗まれたりすればすぐに分かる仕組みだ。何者かがダイナマイトを使用したと虚偽の報告をしたうえ、横流しするくらいしか暴力団サイドに流出するルートは考えられない。
メーカーによると、今回のダイナマイトは「『3桐』の印字が現在販売しているものとは違う。かなり古いタイプだ」(担当者)という。そうなると、入手ルートの特定はさらに難しくなってくる。
山口組は現在、他団体と目立ったトラブルを抱えておらず、これほど強力な武器を隠し持つ必要性はないようにもみえる。
特にダイナマイトは敵対勢力の拠点を吹っ飛ばすどころか、一般市民も巻き込みかねない。これまでの抗争で手榴弾が使われたケースはあっても、ダイナマイトはないという。
山口組は史上最悪の暴力団抗争といわれる「山一抗争」をはじめ、ときには無関係の民間人をも巻き込んだ争いを展開してきた。見つかった銃器やダイナマイトについて、ある捜査関係者は「過去の抗争に絡んで入手したものの、使われずに残った武器の可能性もある」とみる。
一方で拳銃のうち6丁は1、2丁ずつアタッシェケース内に保管され、抗争や報復といった「いざ」というときに、持ち出しやすく、すぐに使える状態になっていた
中国人の当直責任者逮捕、業過致死の疑い 貨物船衝突で下田海保
東京・伊豆大島沖で貨物船同士が衝突し、第18栄福丸の乗組員5人が死亡した事故で、下田海上保安部は29日、業務上過失致死などの疑いで、貨物船ジィア・フイの当直責任者だった中国籍の夏紅波容疑者(35)を逮捕した。
逮捕容疑は27日午前1時25分ごろ、伊豆大島の西約11キロの海上で、ジィア・フイを操船中に注意義務を怠り、栄福丸と衝突、転覆させ、乗組員5人を死亡させた疑い。容疑を認めている。
捜査関係者によると、夏容疑者は逮捕前の調べに「(栄福丸を)避けようとして間に合わなかった」と供述していたという。
同保安部などによると、ジィア・フイは船首の左右にへこみがあり、左舷側のアンカーが損傷。栄福丸も左舷側に傷があり、両船の左舷同士がぶつかったとみられる。