安倍晋三首相は26日、訪問先インドの首都ニューデリーで、軍事パレードなどが実施された「共和国記念日」の行事に主賓として出席した。各国首脳の中から毎年1人が選ばれる主賓に日本の首相が招かれたのは初めて。
64年前に憲法が発効し、共和国に移行した日を祝う行事はテレビやインターネットを通じて生中継され、約12億人のインド国民の多くが視聴。安倍首相はインドとの親密な姿をアピールした。
安倍首相は、首都中心部の目抜き通りを次々に通過したパレードを沿道の貴賓席で見物。ムカジー大統領やシン首相らと並んで約2時間、戦車隊やミサイルを積んだ車両の行進などを見守った。昭恵夫人も同席した。
パレードでは国内各地の伝統芸能や名物を紹介する山車も披露され、インド政府は「軍事目的だけではない」(高官)と説明している。