朝日新聞は 元女子挺身隊に詫びろ http://youtu.be/7U21pkEu7eA
中国軍の戦闘機が米軍の対潜哨戒機P8に異常接近した背景には、南シナ海問題について米国の干渉を許さないという習近平指導部の強い意思を示す狙いがあったとみられる。
中国中央テレビ(電子版)によると、中国海軍南海艦隊は8月中旬、南シナ海で潜水艇編隊による軍事訓練を行っていた。正確な日時や訓練海域は公表されていないが、実際に魚雷で“敵艦”を攻撃する訓練や、夜間の突撃訓練などを実施したという。
中国軍関係者は異常接近に関連し、中国メディアに対して「米国によるいかなる電子監視飛行行動にも反対する。中国の施設や領土に対する偵察行動は、中国の領土主権を侵犯している」と述べている。米軍の対潜哨戒機は、この訓練の偵察活動を行っていた可能性がある。
今回の異常接近が現場の独断で行われたか否かは不明だが、軍トップの共産党中央軍事委員会主席を兼務する習近平国家主席は、腐敗撲滅の網を軍にも広げ、“恐怖”を植え付けることで軍の統制を図っている。
海空軍幹部や全国7大軍区の司令官は4月、軍機関紙、解放軍報上で習指導部に忠誠を誓った。制服組トップだった徐才厚元同委副主席が党籍を剥奪されると、同紙は7月に社説で「全ての行動は党中央、習近平国家主席の指揮に従う」と強調していた。王毅外相は今月、南シナ海での主権と海洋権益を守るという中国の立場は「揺るがない」と強調し、米国の介入を牽制(けんせい)した。中国が米国に呼びかけている「新型軍事関係」の根底には、「米国の干渉を許さない」という習近平指導部の強硬姿勢が見え隠れする