米韓両軍は1日、平昌五輪・パラリンピックの開催で延期されていた合同軍事演習を再開する。米国防総省は「例年と同様の規模を維持する」と説明しているが、実施期間は短縮される見通し。トランプ政権としては、北朝鮮の核放棄に向け「最大限の圧力」をかけ続ける一方、4月27日の南北首脳会談や5月までに見込まれる米朝首脳会談の実現に向けて対話機運を維持するため、苦肉の策を取ったといえそうだ
米韓両軍は朝鮮半島有事を想定し、毎年2~4月に野外機動訓練「フォールイーグル」と、指揮所演習「キー・リゾルブ」を実施している。今年は4月1日から行われるフォールイーグルを約1カ月間に短縮するほか、キー・リゾルブを4月中旬から約2週間行う予定だ。フォールイーグルには米軍から約1万1500人、韓国軍から約29万人が参加。キー・リゾルブには米韓両軍計約2万2千人が参加
米国海軍協会によると、フォールイーグルには佐世保基地(長崎県佐世保市)を事実上の母港とする強襲揚陸艦「ワスプ」も参加する見通し。ワスプは最新鋭ステルス戦闘機F35Bを運用。同演習の恒例となっている米韓海兵隊の上陸訓練などに投入することで、米空母打撃群に迫るワスプの戦闘能力を北朝鮮に誇示
例年は参加していた原子力空母やB1爆撃機が参加するかどうかは明らかにされていない
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中国有人宇宙プロジェクト弁公室は31日、中国が独自の有人宇宙ステーション建設に向けて2011年に打ち上げた初の無人宇宙実験室「天宮1号」が4月2日頃、大気圏に再突入すると発表した。誤差は前後1日という。一方、米政府とともに宇宙事業を展開する「エアロスペース・コーポレーション」のサイトは、再突入の時間を日本時間2日午前5時半頃(誤差は前後8時間)と予測している
中国の同弁公室は「天宮1号の大部分は大気圏で燃え尽き、地上に危害を与える可能性は極めて小さい」と発表。燃え残った残骸が人口の密集地域に落下する可能性も非常に低いとしている。エアロスペースのサイトも残骸が人体に危害を与える可能性は極めて低いとする一方、「制御された再突入ではなさそうだ」と指摘し、残骸が落下する地点は依然として不明だと言及している
場所と時間によっては天宮1号が落下、燃焼する様子が地上から数十秒間にわたって観測できる可能性もあるという
産経新聞