大阪府北部地震で大きな被害が出た高槻市などでは20日、ボランティアが駆け付けるなど地震3日目で支援の手が届き始め、被災住民らはほっとした表情を見せた
高槻市は、市地域福祉会館に災害ボランティアセンターを設けた。当面は市民に限定して受け入れる方針だが、この日は京都府や兵庫県からも希望者が集まったため、倒れた家具を元に戻したり、住民に食料を届けたりする作業に当たってもらった
ガスが止まっている茨木市では、公園に自衛隊が2つの仮設風呂を設置。2歳の息子と訪れた市内に住む会社員、高畑匡平さん(30)は「子どもが体がかゆいと言い、銭湯に行かなければと思っていたところだった。助かった」と喜んだ
自衛隊が設置した仮設風呂に入り笑顔の親子。地震後初めての湯船に「最高です。良い気分転換になりました」=20日午後、大阪府茨木市