日本の宝は国産で守る…発祥の地、奈良・曽爾(そに)村の挑戦
奈良時代に漆(うるし)の生産拠点「漆部造(ぬりべのみやつこ)」が置かれ、「漆発祥の地」とされる奈良県曽爾(そに)村が、長年廃れていた村産漆の復興に取り組んでいる。古くから塗料や接着剤など多様な用途に使われ、英語で「japan」と訳されるほど日本を象徴する素材の漆だが、実は現在国内で使う97%が中国などからの輸入。国宝や重要文化財建造物の修復にすら外国産漆を使わざるを得ない現状に、「日本の宝は日本の素材で守る」と、発祥の地の誇りを胸に立ち上がった
(田中佐和)
職人が住んだ漆部郷
人口約1500人の小さな村、曽爾村は「ぬるべの郷(さと)」の愛称で親しまれる。「ぬるべ」は「漆部」と書き、漆塗り職人を指す。ここは漆が多く自生する土地として、奈良~平安時代に朝廷に献上する漆や漆器の生産拠点「漆部造」が置かれた、漆発祥の地とされている
米中貿易戦争 一切ルールを守らない
立憲民主党枝野代表が国民民主党に強烈な不快感
枝野「あまり勝手なことをやるなら、こっちも勝手にやらせてもらいますよ」
米メリーランド州で男が銃乱射、5人が死亡
米東部メリーランド州アナポリスで28日、地元の新聞社が入るビル周辺で男が銃を乱射し、地元警察当局によると5人が死亡した。複数の重傷者も出ているという。単独犯とみられ、動機などは明らかになっていない
事件があったのは地方紙「キャピタル・ガゼット」が入るビルで、男がいきなりビルに向けて銃を発砲したという。男は通報を受けて駆けつけた警察官に投降し、その場で身柄を拘束された
富山交番襲撃 刃物で拳銃つなぐひも切断か
警察官と警備員が殺害された富山市の交番襲撃事件で、死亡した富山中央署奥田交番所長の稲泉健一警部補(46)の腰のベルトと拳銃をつなぐひもが切れていたことが29日、富山県警への取材で分かった。警備員に対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕された元自衛官島津慧大容疑者(21)=入院中=は、襲撃時に刃物などを持っており、県警は、島津容疑者が拳銃強奪目的で切断した可能性があるとみて調べている
事件を受け、警察庁は拳銃の着装器具を改良し、警察官本人以外は拳銃を抜きにくくする再発防止策の検討に着手。着装器具は再来年ごろまでに改良する予定だったが、今回の事件を受けて前倒しする
島津容疑者は26日午後2時ごろ、交番で稲泉警部補の腹部や頭部など三十数カ所を刺すなどし、同25分ごろには奪った拳銃で近くの市立奥田小学校正門付近で警備員、中村信一さん(68)に発砲したとされる。稲泉警部補と中村さんは間もなく死亡。奥田小の建物内からはこの拳銃の銃弾2発が見つかっており、県警は島津容疑者が奥田小に向けて発砲したとみて調べている
台湾の外交部(外務省に相当)の李憲章報道官は28日の記者会見で、在日中国大使館が産経新聞に掲載された台湾の呉●(=刊の干を金に)燮外交部長(外相)のインタビュー記事に「強く反対する」との申し入れを行ったことについて、「報道の独立と自由への深刻な干渉であり、軽視できない」と述べた
李氏は、中国が国内の報道の自由を容認しないだけでなく、海外の報道機関にまで「一つの中国」原則を「押しつけている」と指摘した。その上で、「中国のやり方は自由と民主主義という普遍的な価値と理念への深刻な脅威だ」と批判