13日、東京・墨田区の民家に何者かが複数人で押し入り、この家の60代の女性が粘着テープで縛られて暴行を加えられる事件がありました。犯人は13日夜時点で逃走中です。被害に遭った女性を病院まで付き添ったという人が、女性から聞いた話について証言しました。 13日午後8時ごろ、現場付近には規制線が張られ、その奥では鑑識作業が行われていました。入念に地面を撮影する姿も見られました。 現場は、東京・墨田区の京成曳舟駅から約500メートル離れた住宅街。近くには中学校や高校があります。警視庁によると、13日午後3時すぎ、墨田区の一軒家に複数の人物が押し入り、この家に1人で住む64歳の女性が縛られ殴られる事件がありました。女性は病院に搬送され命に別条はないものの、腰の骨を折るなどの大けがをしました。
通報した人は次のように話しています。
通報した人
「被害者が『助けて』って言っていたので、通報しました。粘着テープで巻き付けられて…」
――どこをぐるぐる巻きに?
通報した人
「顔面と手と。血だらけでした。顔全体とか鼻血とか出ていた」
事件当時、自宅の2階にいたという女性は、物音に気づいて1階におりたところ、犯人に襲われたといいます。
被害女性
「男2人に襲われた。1人に羽交い締めにされ、もう1人に粘着テープで目隠しをされた。抵抗しようとして暴れて殴られた」
犯人は男2人とみられ、1階は物色されたようなあとがあったといいます。
被害に遭った女性と顔なじみで、病院まで付き添ったという人によると、女性は当時の状況や犯人について次のように話していたといいます。
被害女性を知る人
「必死で股間を蹴ったりした、抵抗したって。殺されるって思ったんですって」
――犯人については
被害女性を知る人
「背が高くてがたいが大きくて、(値段の)高そうな上下のスエット。靴がここ(足首)までの(値段の)高そうなの」
――犯人が話していたのは日本語?
被害女性を知る人
「そうでしょ」
また、事件発生時、自宅にいたという近所の人によると、特に変わった様子はなかったといいます。
――物音や悲鳴は?
現場近くに住む人
「全く聞こえなかったです。物音もせず、何が起こったの?という感じで、警察が来たときに初めて知った。被害に遭われた方の家の周りは人が大勢いて、ストレッチャーも1台運ばれて来ていて、パトカーとかが何台も来ていた」
都内の住宅街で白昼に発生した緊縛強盗事件。警視庁は付近の防犯カメラを捜査するなどし、逃げた犯人の行方を追っています。
(3月13日放送『news zero』より)