自民党の石破茂元幹事長は2日のBS日テレ番組で、自身が党総裁選の決選投票に残った場合に、麻生派を率いる麻生太郎副総裁に支援要請するかどうか問われ「そういうこともあるかもしれない」と述べた。支持を得られるかどうかは「分からない」とした。
石破氏は麻生政権で農相在任中の2009年に、麻生氏に退陣を迫った経緯があることから、両氏には確執があるとされている。麻生氏は今回、同派の河野太郎デジタル相を原則支持する方針を示している。
産経新聞
岸田文雄首相が会長を務めた自民党岸田派（宏池会）は、週内に政治団体の解散届を総務相宛てに提出する調整に入った。早ければ3日に行う方向だ。政治資金規正法に基づく手続きで、67年の歴史に幕を下ろす。党内6派閥のうち解散届の提出は森山派に続き2例目。関係者が2日、明らかにした。
岸田派は1月、政治資金収支報告書の収入に約3千万円少なく記載した規正法違反（虚偽記入）の罪で元会計責任者が立件された。事件を受け、解散方針を決めていた。派閥の繰越金は党側に寄付する案が出ている。
宏池会は1957年に広島出身の池田勇人元首相が設立し、大平正芳氏や宮沢喜一氏ら5人の首相が輩出した。岸田首相は昨年12月に同派を離脱していた。会長ポストは空席のままで、ナンバー2の座長を林芳正官房長官が務めている。
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