2016年にドイツでテロの舞台となったクリスマスマーケット(市場)が、再び惨劇の現場となった。クリスマスを目前に控えた金曜日の夜、多くの市民や観光客らでにぎわうドイツ東部マクデブルクのクリスマス市場に突然、車が突っ込み、現場は一転してパニックに陥った。
地元メディアが報じた防犯カメラの映像には、屋台が立ち並ぶ市場の通路を歩く群衆に車が猛スピードで突っ込み、人々がなぎ倒され、逃げ惑う様子が写る。X(旧ツイッター)に投稿された動画では、通路に倒れ込んだ人を周りの人々が介抱していた。
発生から数時間後の現場は封鎖され、周辺には警察や消防の車両が集まり、物々しい雰囲気が漂っていた。現場にいた30代の女性は地元メディアに「腕を組んでいたボーイフレンドがはねられ、病院に運ばれた」と話し「あまりに突然で車の音も聞こえなかったし、誰も叫び声を上げなかった」と振り返った。
報道によると、車は市場を約400メートルにわたって走り抜け、市場外の道路で信号待ちをしていた車に行く手を阻まれて停止した。(共同)
産経新聞
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