愛媛県今治市の住宅に侵入し現金約3800万円などを盗んだとして兵庫、愛媛両県警合同捜査本部は5日までに、窃盗などの疑いで堺市堺区田出井町の無職、菅原伊純容疑者（35）ら男2人を逮捕した。捜査本部は「匿名・流動型犯罪グループ（匿流）」が関与し、菅原容疑者が指示役だったとみている。
兵庫県警などによると、これまでに実行役やリクルーターを担ったとみられる男女7人が窃盗などの容疑で逮捕された。このうちの一部は秘匿性の高い通信アプリを使って指示されたと説明し、捜査本部はアプリのデータ解析や供述から2人を特定した。
逮捕容疑は実行役と共謀し昨年9月30日から10月1日にかけ、今治市の自営業の男性宅に2回侵入し、現金や手提げ金庫などを盗んだ疑い。
グループの一部は昨年12月に兵庫県姫路市の事務所で約950万円を盗んだ容疑でも逮捕されており、捜査本部は菅原容疑者ら2人が関与した疑いがあるとみて調べる。
産経新聞
滋賀県は来年4月に開幕する2025年大阪・関西万博に子供たちを無料招待する事業について、学校単位の教育旅行（校外学習・修学旅行など）で参加を希望した学校が全体の約14・7％にとどまったことを明らかにした。不参加の理由として「会場が遠い」「校外学習先は決まっている」などの声があったという。
県は万博で世界のさまざまな文化や知見、技術に触れてほしいと、令和7年4月1日時点で4～17歳の県内在住者（高校在学中は年齢を問わない）を対象に事業を計画。今年5月31日～11月29日に教育旅行で参加を希望するかを小、中、高校など407校に調査したところ、参加を希望したのは小、中学校が各15校▽高校22校▽特別支援学校7校▽その他1校―の計60校（約1万5千人）だった。
県のヒアリングでは「片道2時間以上で、日帰りでは滞在時間が不十分」「例年、校外学習の行き先が決まっている」「混雑具合が分からず、下見もできないので怖い」を不参加の理由に挙げた学校があった。
三日月大造知事は4日の定例記者会見で「来年度の行事などがある程度固まっている学校も多かったのかもしれない。また、授業として組み立てるということの難しさもあったのではないか」との見方を示した。
学校単位での申し込みは締め切ったが、県は不参加の学校にチラシを配り、個人や家庭ごと、子供会、部活動単位などでの参加申し込みを来年9月まで受け付ける。問い合わせは県万博子ども招待事務局（050・3662・5815）。
5日午前7時55分ごろ、宇都宮市鶴田町の住宅で「顔から血を流している人がいる」と119番があった。栃木県警によると40代ぐらいの男性が床にあおむけに倒れて死亡しており、頭や顔に殴られたり切り付けられたりした痕があった。県警は事件に巻き込まれたとみて調べている。
県警によると男性は2階のダイニングに倒れており、身長約170センチ。この家に1人で住む男性と連絡が取れておらず、身元の確認を急ぐ。
産経新聞
