ウクライナのレズニコフ国防相は、欧州諸国から供与されたドイツ製主力戦車「レオパルト2」をウクライナ軍が4~5月に前線に投入し、本格的な反攻作戦を開始するとの見通しを示した。エストニアメディアへのインタビューの発言を29日、ウクライナメディアが伝えた。レオパルト2は現在、ウクライナへの引き渡しが着々と進んでいる。 レズニコフ氏は、いつ米欧製の主力戦車を前線に投入するかとした質問に「複数の方面で反攻が計画されている。いつ開始するかは気象状況も踏まえて軍参謀本部が決定する」と指摘。ウクライナでは春に地表がぬかるむため、戦車などのキャタピラ車両しか使用できないとし、「4月か5月には戦車を見ることができるだろう」と述べた。 バフムトでの戦闘で露軍側の主力を担う露民間軍事会社「ワグネル」トップのプリゴジン氏は29日、交流サイト(SNS)で「バフムトのウクライナ軍を実質的に壊滅させた」と主張。一方で「ワグネル部隊もぼろぼろになった」とし、自社部隊の損害を認めた。 ウクライナはバフムトでの戦闘で露軍を足止めして損耗させつつ、米欧戦車が戦力化され次第、反攻に転じる方針を示している。 産経新聞
英国の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加入について、日本やオーストラリアなど11カ国が近く大筋合意する見通しであることが29日、分かった。複数の日本政府関係者が明らかにした。新規加入が実現すれば、2018年の発足時のメンバー以外では初めてとなる。日本政府は英参加を足掛かりに、太平洋地域で影響力を強める中国を牽制(けんせい)するとともに、トランプ政権時代に離脱した米国のTPP復帰に向けて機運を高めたい考えだ。 加盟には全参加国の正式な承認が必要となる。年内にも、各国の閣僚がルールや新規加盟を議論する最高意思決定機関「TPP委員会」で承認する見込みだ。 TPPは、モノの関税だけでなくサービスや投資などの自由化を進めている。電子商取引(EC)や知的財産権の保護などルール分野でも厳格なルールを定めており、高い水準の自由貿易を推進する枠組みだ。今後は、英国同様に加盟を申請している中国や台湾への対応が焦点となる。 中国のTPP加盟について、日本は慎重姿勢を崩していない。国有企業に対する優遇措置の実施や知的財産権の保護の徹底が図られていないなどとして、中国はTPPが定めるルール水準に適合していないとみている。一方、日本は英加盟を好機とし、米国へのTPP復帰を強く働き掛けていきたい考えだ。 英国は21年2月にTPPへの加盟を正式に申請し、中国と台湾のほかウルグアイなどが続いた。英国の審査はこうした国々に対しての試金石となるため、加盟国が慎重に協議していた。 英国は欧州連合(EU)からの離脱を機に独自外交を展開し、世界各国との連携を強める「グローバルブリテン(世界的な英国)」戦略を推進。 英国は欧州連合(EU)からの離脱を機に独自外交を展開し、世界各国との連携を強める「グローバルブリテン(世界的な英国)」戦略を推進。日本とは21年1月に経済連携協定(EPA)を発効している。
産経新聞
強盗傷害などの疑いで逮捕されたのは、茨城県水戸市の会社員・富田湧也容疑者(28)です。
先月26日、仲間と共謀し南相馬市の星邦康さん(77)の家に押し入り、星さん夫婦に暴行を加え現金などを奪った疑いがもたれています。
この事件では北海道札幌市の土岐渚被告(22)ら3人がすでに起訴され、運転手役とみられる男も逮捕・送検されています。
捜査関係者によりますと、富田容疑者は犯行当日、南相馬市には行っていないとみられ、警察は犯行で、どのような役割を担っていたか捜査しています。
日テレNEWS