置き去りの夏

外は雨窓越しに風焚き付ける

天城越え失せるハミングする余裕

*

この夏の思い出、と思い出すのは伊豆旅行
お盆の一泊二日です

生憎の雨模様で　天城越えの辺りは
外に出る気力もない程に　荒れていたお天気

浄蓮の滝あたりで　一度　落ち着き
何となく外に出てみました

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ぺたありと　ヌリカベに髪　張り付けば
　寒空の舌　曇り目ガラス

*

元々　滝ですから　水分過多なのですが
髪の毛も　額にべったり張り付いて

歩いている内に　暑くなって来て
体感温度的には　非常に不愉快

見た目は　碧と滝で　癒されているんですけど、ネッ

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置き去りの夏は気まぐれ人手かな

*

海のヒトデは　ぺたあり　と　底に　張り付いている
其処は　とっておきの「夏の思い出」なのかも　知れません

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伊豆スカイラインや天城越え、宿泊施設付近の行脚
旧道と新道、トンネル通過が可能か否か
戸惑いながらのドライブでした

我等アナログ地図しか手にしておりませんでしたので
大きな国道表示しか　分からなかったんですね

グーグル地図をパソコンで検索し出力したけん、
これを「デジタル」と表現するか否かってのは
謎ですけれども。

私がハンドルを握っていた時の事

♪あなたと～ぉ、っ越えたい～っ
　あまぎ～ぃ　ご～ぇ～♪

上機嫌な夫は　ずっとハミングしちょん

私「その歌　好きやな～ぁ、だけん　この歌詞ってば
不倫ソングなんちゃうん？」

夫「え゛っ？　そうなん？」

私「いや、知らんけど、何があっても　もう良いの～
からの～天城越え～やろ？」

夫「なるほど～」

♪あなたと～ぉ、っ越えたい～っ
　あまぎ～ぃ　ご～ぇ～♪

何度目かのハミング
漸く　天城越えを果たした我等

♪あなたと～ぉ、っ越えたい～っ
　あまぎ～ぃ　ご～ぇ～♪

私(もう越えたのに・・・　随分と小声やな)

♪あなたと～ぉ、っ越えたよ～っ
　あまぎ～ぃ　ご～ぇ～♪

私「・・・・っ！！
　超えたよ？！　そう来たか！」

夫「やっと気づいてくれた～♪
これで二回目や～」

！_(￣▽￣)ノ彡！
↓
夫が好きな顔文字
テンションが上がるらしい

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