まあ、元々賦課方式の年金は払い損覚悟なところはありまして。
例えば現行制度でも、国民年金保険料を払い終えた60歳から64歳までの間になにかの事情で(南無阿弥陀仏)な場合は完全に払い損になります。
流石に単年度ごとに見直しているわけではありますまいが、冷酷非情に言えば
ある年度に現役世代の支払う保険料の総計 ≧ その年度の年金支給額の総計
という計算で保険料と支給額を決めている面があります。
そして、少子高齢化の影響で現在では
ある人が現役時代に支払った保険料の総計 ≧ その人個人が亡くなるまでに受け取る年金受給額の総計
となる可能性が高くなっています。
不公平感をなくすためであれば、積立方式への全面転換が必要かもしれません(現役時代に徴収した保険料をそのまま(あるいは年金機構による資産運用で増やした分を加味して)年割月割で年金として支給するようにする)。
65歳まで保険料支払いを求めるのであれば、当然に65歳定年制を定着させる必要があるでしょうね。(最も、現在予定されている公務員の定年延長では61歳からは給与額が減額になるのでいかがなものかとは)