まあ、支持率が上がる要素が見当たらない・思い当たらないですからねぇ。
こういうとWokeなお歴々に批判を浴びそうですが、LGBT法案を拙速に通してしまったことで自民党支持者のうち保守よりの人々から反発されたのが大きいかと。
欧米あるいはイスラム圏では真面目に生命の危険があるので早急な法制化もやむを得ないところですが、日本ではそこまで深刻な人権侵害状況があると認識されているわけではなし。
(10年ほど前のオネェブームをご記憶の方もおられるかと。女装趣味者あるいは性自認が女性な身体的男性を集めたバラエティ番組が視聴率取れたわけで、んなもん放映するなTV局爆破するぞ、などという向きはほぼ皆無だったのでは)
もちろん正確にこの問題を理解しているという自覚は全くありませんが、急いで今年通す必要のあった法案か?と言われると大いに疑問なところです。
また、1969年に西ドイツ(当時)のGDPを抜いて以来初めてGDPで日本がドイツの数字を下回った、など、日本経済の成長しなさぶりが改めて周知されたことも大きいかと。
景気が良い実感があれば、多少の政策のアラは目をつぶってもらえるわけですが、ここのところの値上げラッシュもあって、給与の伸び以上に手取りが減っているという感覚が広がっている点が支持率低下に拍車をかけているでしょう。
バブル崩壊以降の所得税や住民税はさほどガンガン上がっているわけではないのですが、同時期の社会保険料の値上げがえげつないのが主因でしょうね。
(物価抑制という点では企業努力が大きいとは言え今のところ他の先進諸国よりはかなりマシな部類だとは思いますが)
まあ、副大臣の更迭が3人目といったあたりは自民党的には平常運転なので、支持率への影響はさほどでもないと考えます。任命責任を追求、と野党が頑張っても、恐らく副大臣レベルではあまり有権者に響かないでしょう。
往年の派閥抗争時代ならとっくに岸田下ろしが週刊誌の誌面を賑わせていそうですが、次の総裁(≒総理)候補者で力量の有りそうな人がいないように見えるのが頭の痛いところでしょう。
私見ですが、目立つ次期総裁候補者で言えば
河野太郎氏:防衛問題などへの無定見が………
石破茂氏:同上、加えて人望の無さが伝えられる
小泉進次郎氏:いくらなんでも知性を感じなさせすぎ
高市早苗氏:タカ派イメージがどう受け取られるか
麻生太郎氏:いくらなんでも高齢過ぎ(加えて前回政権を失った前歴)
まあ、麻生太郎氏で中継ぎして他の誰か、でもよいとは思いますが。
(なお政権交代は論外だと思っている)