今は
鎌倉で
八十半ばを過ぎて
悠々自適な生活をされておられる
親類の方ですが
ワタシの若い頃
時折会う機会がありました
ある時(1970年代)
話の流れで
あがた森魚さんの歌う
「赤色エレジー」を
「あの曲作ったのは天才だなぁ」
と言っておられました
多分
痛く感動していたのでしょう
その後
数年前ですが
作曲者が
あがた森魚さんから
八洲秀章(やしまひであきさん)に
変更されているのを知り
驚きました
調べますと
その理由は
八洲秀章さん作曲「あざみの歌」に
メロディが似ていて
作曲者が
変更になったようです
あがた森魚さん作詞の
♪昭和余年の春も宵
桜吹雪けば情も舞う・・・
と
つげ義春の世界を
彷彿させるような詞で
「赤色エレジー」は好きですが
作曲の面から言えば
意識に刷り込まれていた旋律が
滲み出て来たのでしょうね
しかし結果的に
歌詞を変えるコトによって
別の世界を浮かび上がらせるコトになった
名作と言えるでしょう