大阪の最高気温
36.8℃
ほぼ体温と同じ。
炎天下に負けずに
元気に咲く花が
ノウゼンカズラだ。
ノウゼンカズラの蕊は
とても美しい。
すべての蕊が
行儀よく花弁の上に
貼り付いて整列する。
真ん中で
まっすぐ伸びているのは
雌しべ。
両側に2本ずつ
合計4本寄り添っているのが
雄しべ。
さらに雄しべの先は急角度で
折れ曲がっている。
葯から花粉が
出ている時期には
雌しべがまだ成熟していない。
雄しべが萎れてから
雌しべの先が
鳥のくちばしのように
開き受粉する。
雄性先熟の花なのだ。
どうしてこんな
複雑な模様になっているのだろう?
と考えながら花の下を
いつも歩いている。