
キョウチクトウの花が
咲いています。
この花も最近見る機会が
減った気がします。

花は筒状で
先が5裂しています。
花の内側に
フリルのようなものが
ついています。
多分スイセンの花の
黄色い部分
副花冠だと思います。

中をのぞくと
白い糸をねじったようなものが
突き出ています。
(これが雄しべだとしたら雌しべはどこだ?)

根元を見ると
4~5個のすき間が
あいています。
(蜜があるのならこのすき間からアゲハ等が吸うのか?)
花弁を根元まで
めくって見ました。

花弁の根本から伸びたものは
尖った三角屋根のように合体し
その先が細長く伸びて
細いソフトクリームのように
ねじれて伸びています。
やはりこれが雄しべです。
外側に花粉を出している
様子は見られません。

三角屋根の部分は
かたくくっついていますが
針で開きました。

真ん中に
小さなローソクのような形の
ものが見えます。
これが雌しべなのです。

ここまでで限界です。
後は花の構造を解説した
本で調べました。
雌しべの先は
屋根のような形をしていて
屋根の下側に柱頭がある。
その上にとんがり屋根のように
くっついた雄しべがかぶさっていて
内側に向けて花粉を出している。
下側についている柱頭には
自分の花粉はつかないように
なっているそうです。
フリルのようなものは
やはり副花冠でした。
キョウチクトウの果実は
一度だけ北千里公園で
見たことがあります。
細長い豆のような形をして
熟すと縦に割れ
毛がついた種子を
出していました。
結実しにくいのは
この複雑な花の構造にありそうです。
明日は夾竹桃のあれこれをアップします。
これは、夾竹桃の解剖図といっても良いでしょう。
よくぞここまで調べられました。
少ないとはいえ果実がなることも学びました。
明日からのアップが楽しみです。
キョウチクトウの花を見るのは初めてです、しかも解剖図付きで。
鮮やかな色で綺麗。
明日が待ち遠しいです。
断面も写してくださったのですね。
強剪定するから種が出来ないのかと思っていました。原因の1つでも全部ではなかったのですね。
私は、今ここで初めてのような気がします
綺麗な花ですね ピンクが鮮やかです
花の構造・・興味深いですね
又続きが楽しみです。
いつも読み逃げで申し訳ございません。
キョウチクトウは我が県、広島市の花なんですよ。
原爆により75年間草木も生えないと言われていたのにいち早く咲いた花だそうです。あちこちに植えられています。
でもこんなに近くでジーと見たことはありません。
お勉強になりました。(⌒-⌒; )
キョウチクトウをこんなにジーと見たことはありません。(⌒-⌒; )
fukurou0731さんの探究心に感動しました。素晴らしですね。
構造がよく観察できました。
ご近所のお庭に斑入りの葉の夾竹桃が咲いています。花は深紅です。フェンス越ですが写真に撮りたいと思っていますがつい、遠慮してしまいます。
今度、ズームで撮らせて頂こうかしら。
いただいてます。
お花さんたちも
うれしいだろうなあ。
ちょい
はずかしいでしょうけど(笑)
いや~ん、アップ~。
なあ~んて。
・・
キョウチクトウの花はあまりよく見たことがなく、参考になりました。
キョウチクトウは(大気汚染などに)強い木なので、夏に工場地帯の塀沿いに並木になっているというイメージです(名古屋市の臨海系工場地帯にたくさん植えられています)。
真夏には、大きな工場の緑の樹木として、花が咲いています。乾燥にも強い、便利な木です。工場を見た目は潤わせてくれます。
確か木は毒成分を持っていると思います。このため、一般家庭では庭木にしないと思います。
と思ってフォトと共に読み進めていくと・・・もっとビックリ(*_*)!
すごいですね。こんなことになっていたなんて!
夾竹桃には、ドクがあると耳にしていて、あまり、じっくり見てきませんでした。でも、じっくりナマでみてみます!