福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

(通称:たねまきネット)
農と食を中心に、小さな種をまきながら、永続的な支援活動を行う。

恵泉の一泊二日

2012年02月07日 | 恵泉女学園大学

 

福島とつながる種まきプロジェクト@恵泉は無事終了しました。

 

 

<第一部>

   商業研究部の「だいこんかりんとう」販売

小高商業高校のみなさん

 

南相馬市の警戒区域から学校ごと、町ごと避難を余儀なくされている小高商業高等学校の生徒さんらによるプレゼンテーション。

生徒の中には、家を流されたり、大切な人を失ったり、家族と離れて仮設住宅で独り暮らしをしている子もいました。

 

詩人でもある斎藤校長の詩を、同級の女優・秋吉久美子さんが朗読しました。

 

齋藤 貢

 

汝は、塵なれば  

 

父母にように

いのちの息を吹き込まれて

わたしとあなたは 死ぬまでこの土地を耕すのだろう。

たとえ、そこが呪われた土地であったとしても

耕しながら 日々の糧を得るのだろう。

 

茨とあざみよ。

苦しみとは分かち合うものなのですか。

堪えきれない痛みは分かち合えるものなのですか。

 

いいえ。

あなたとわたしは 地に撒かれた一粒の種子。

土地の痛みが発芽させる

いのちの苦しみそのものなのですから。

 

喜びを遠ざけて。

悦楽を遠ざけて。

 

野の草を摘みながら つつましき日々に感謝しよう。

 

「汝は、塵なれば塵に帰るべきなり。」*

 

かつての父母のように

わたしとあなたは 楽園を夢見ながら

ひとつの睦まじき容器となって地に眠るのです。

 

空中を浮遊する塵のままに わたしも。あなたも。

わたしたちは塵なれば 塵にすぎなければ

 

父母がそうであったように

やがてはいつか 土にと帰っていくのですから。

 

楽園はとうの昔に失われていて

あやまちは決して許されない。

 

野に雪は降り こころにも雪は降り積もる。

 

地の果てまで浮遊するしかないあなたとわたしなれば

この乾きは いつになったら癒されるのですか。

 

*旧約聖書『創世記 第三章 「楽園追放」』より

 

 

<第二部> 

 

 

 有機農業者のプレゼンテーション

 

マスメディアからは伝わらない福島の「生の声」に耳を傾けました。

福島から東京に避難されている方も多数参加されました。

 

 

福島の有機農業者4人の報告は、USTREAMでご覧になれます。こちらのブログから

 

http://blog.goo.ne.jp/fukushima-tanemaki

 

もしくは「福島を想うプロジェクト」チャンネルで。

http://www.ustream.tv/recorded/20209103 

 

 

米をとぐ、二本松有機農研の大内信一さん

福島からのゲストとともに、二本松の郷土料理をを作りました。

 

料理指導:二本松の女性グループ・ハーモニーのみなさん

 

キャンパスでのお泊りも楽しく、セパタクロー、アフリカンダンス、恵泉教育農場視察などのワークショップに沸き、充実した一泊二日の交流となりました。

 

 参加されたみなさま、お疲れ様でした。

また、お会いいたしましょう。 

 



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