Addition 対弾 v.s.勝間和代
「知的生産のサバイバル術」
【本書まえがきより著者からのメッセージ】
僕、小飼弾は、これまでの人生において、前門の狼後門の虎とでもいうべき、どちらに進んでも痛い決断を何度も迫られてきました。
家や学校、どこにも自分の居場所がなかった時。実家が全焼して、無一文になってしまった時。3年間同棲していた女(ひと)の、夫になった時。あれほどためらっていた、親というものになることを受け入れた時。自営業が法人になり、そして結構うまくいっている時に、「うちのCTOになってくれますよね」と言われた時。そのCTOを辞めることを決めた時……。
自分でも不思議なことに、それらの決断を最終的に下したとき、僕の心に迷いはありませんでした。それほど痛くない、たとえば「今日の夕食は何にしよう」という決断はけっこう迷うくせに。
おそらく、僕がこなしてきた「イベント」の質量は、同年齢の人に比べて多いはずです。無数のイベントを通じて、僕は無数の小さな成功と、それ以上の失敗を積み重ねてきました。失敗に学び、成功で自信をつけ、よりよい決断をするために必要な経験値を少しずつ上げてきたのです。
そのこと自体は、どんな人でも変わらないはずです。僕の場合、人よりちょっとその繰り返しが多いだけで。僕の幸運は、成功したことではなく決断するべきことが多かったことなのだと年々強く感じています。「運がいい」と言われると首をかしげますが、「運が多い」と言われると納得します。滅多に言ってくださる方はいませんが。
人は人生のさまざまな局面で選択に悩み、苦しみます。ネット上でそういう悩みを見かけるたび、僕は「自分ならこう考える/こうする」というお節介なツッコミをブログに書き込んできました。この本は、僕がネット上や身の回りで見聞きした悩みに対して、小飼弾なりの決断、いわば「決弾」の仕方を示したものです。
21世紀が始まってから、世の中は誰も予想できない激しい変化の時代を迎えています。混迷の時代において、自分にとって最良の決断を下すにはどうすべきか。この本がそのための一助となることを願っています。
小飼 弾
introduction
Chapter00 決弾 determination
選択肢が過剰な時代
決断とは捨てること
良い決断をするには心のゆとりが必要
暇を作って、経験値を高めておく
第三の道を探せ
仕掛品を作っておく
「明日死んでもいい」そんな決断を重ねる
Chapter01 男女 affection
異性にモテない
配偶者に不満
親の干渉が激しい
同性愛であることを隠すべきか
Chapter02 親交 communication
友だちができない
人間関係に悩む
知り合いと距離をおきたい
人付き合いが苦手
人付き合いせずに生きていきたい
友だちがお金を返してくれない
パーティが苦手
口下手を直したい
Chapter03 楽習 education
勉強しないといけないのに、ついついゲームをやってしまう
大学に進学すべきか
子どもが勉強しない
資格を取りたい
英語を勉強すべきか
子どもに英語を学ばせるべきか
効果的な英語の学び方
ブログに何を書く?
コピペはいけないこと?
Chapter04 仕事 occupation
就職と音楽のどちらを選ぶ?
正社員になりたい
ベンチャーと上場企業
正論が通らない
起業する自信
会社に箔をつけたい
「十年泥のように働けばいい」というのは本当か
上司に嫌われている
職場の不正を見逃すべきか
先輩が仕事を教えてくれない
パソコンが苦手
仕事ができる人になるには?
努力が評価されない
プロとは何か?
暇がない!
成功するために必要な条件とは?
才能は必要か
要領良くなれない
Chapter05 育児 cultivation
いじめ対策
学生だが、出産すべきか
子どもを持つべきか
子どもの障がい
他人の子を叱る
子どもにゲーム機を与えるべきか
子どもに携帯電話を持たせるのが不安
子どもを好きになれない
子どもの叱り方
子どもが引きこもっている
Chapter06 人生 from conception to termination
親の期待が重い
やりたいことがわからない
自分探しが止まらない
都会に行くべきか
生まれながらの格差
1人暮らしをすべきか
未来に希望が持てない
家族が心を病んでしまった
持ち家か賃貸か
遺伝子組み換え食品が心配
世の中は結局コネ?
仕事術は自分で見つけるもの?
親の介護が大変
Addition 対弾 v.s.勝間和代
「知的生産のサバイバル術」
「知的生産のサバイバル術」
【本書まえがきより著者からのメッセージ】
僕、小飼弾は、これまでの人生において、前門の狼後門の虎とでもいうべき、どちらに進んでも痛い決断を何度も迫られてきました。
家や学校、どこにも自分の居場所がなかった時。実家が全焼して、無一文になってしまった時。3年間同棲していた女(ひと)の、夫になった時。あれほどためらっていた、親というものになることを受け入れた時。自営業が法人になり、そして結構うまくいっている時に、「うちのCTOになってくれますよね」と言われた時。そのCTOを辞めることを決めた時……。
自分でも不思議なことに、それらの決断を最終的に下したとき、僕の心に迷いはありませんでした。それほど痛くない、たとえば「今日の夕食は何にしよう」という決断はけっこう迷うくせに。
おそらく、僕がこなしてきた「イベント」の質量は、同年齢の人に比べて多いはずです。無数のイベントを通じて、僕は無数の小さな成功と、それ以上の失敗を積み重ねてきました。失敗に学び、成功で自信をつけ、よりよい決断をするために必要な経験値を少しずつ上げてきたのです。
そのこと自体は、どんな人でも変わらないはずです。僕の場合、人よりちょっとその繰り返しが多いだけで。僕の幸運は、成功したことではなく決断するべきことが多かったことなのだと年々強く感じています。「運がいい」と言われると首をかしげますが、「運が多い」と言われると納得します。滅多に言ってくださる方はいませんが。
人は人生のさまざまな局面で選択に悩み、苦しみます。ネット上でそういう悩みを見かけるたび、僕は「自分ならこう考える/こうする」というお節介なツッコミをブログに書き込んできました。この本は、僕がネット上や身の回りで見聞きした悩みに対して、小飼弾なりの決断、いわば「決弾」の仕方を示したものです。
21世紀が始まってから、世の中は誰も予想できない激しい変化の時代を迎えています。混迷の時代において、自分にとって最良の決断を下すにはどうすべきか。この本がそのための一助となることを願っています。
小飼 弾
introduction
Chapter00 決弾 determination
選択肢が過剰な時代
決断とは捨てること
良い決断をするには心のゆとりが必要
暇を作って、経験値を高めておく
第三の道を探せ
仕掛品を作っておく
「明日死んでもいい」そんな決断を重ねる
Chapter01 男女 affection
異性にモテない
配偶者に不満
親の干渉が激しい
同性愛であることを隠すべきか
Chapter02 親交 communication
友だちができない
人間関係に悩む
知り合いと距離をおきたい
人付き合いが苦手
人付き合いせずに生きていきたい
友だちがお金を返してくれない
パーティが苦手
口下手を直したい
Chapter03 楽習 education
勉強しないといけないのに、ついついゲームをやってしまう
大学に進学すべきか
子どもが勉強しない
資格を取りたい
英語を勉強すべきか
子どもに英語を学ばせるべきか
効果的な英語の学び方
ブログに何を書く?
コピペはいけないこと?
Chapter04 仕事 occupation
就職と音楽のどちらを選ぶ?
正社員になりたい
ベンチャーと上場企業
正論が通らない
起業する自信
会社に箔をつけたい
「十年泥のように働けばいい」というのは本当か
上司に嫌われている
職場の不正を見逃すべきか
先輩が仕事を教えてくれない
パソコンが苦手
仕事ができる人になるには?
努力が評価されない
プロとは何か?
暇がない!
成功するために必要な条件とは?
才能は必要か
要領良くなれない
Chapter05 育児 cultivation
いじめ対策
学生だが、出産すべきか
子どもを持つべきか
子どもの障がい
他人の子を叱る
子どもにゲーム機を与えるべきか
子どもに携帯電話を持たせるのが不安
子どもを好きになれない
子どもの叱り方
子どもが引きこもっている
Chapter06 人生 from conception to termination
親の期待が重い
やりたいことがわからない
自分探しが止まらない
都会に行くべきか
生まれながらの格差
1人暮らしをすべきか
未来に希望が持てない
家族が心を病んでしまった
持ち家か賃貸か
遺伝子組み換え食品が心配
世の中は結局コネ?
仕事術は自分で見つけるもの?
親の介護が大変
Addition 対弾 v.s.勝間和代
「知的生産のサバイバル術」
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