関門海峡に浮かぶ巌流島から故郷門司の風師山を見る。風師山のふもとで生まれた。(10年前の撮影)
1月22日久しぶりに北九州(門司)に帰省した。
長兄の法事以来でずいぶん無沙汰を重ねている。
両親がいるときにはもう少し帰省の回数も多かったが、次第に足が遠のいてしまった。
この日久しぶりに顔を合わせたのは8歳年上の姉を先頭に5人の兄弟姉妹。
それぞれ歳を重ね、どこか病気を抱えてはいるがなんとか元気で暮らしている。
話はいつも昔話で盛り上がる。
親父が関白亭主だったこと、おふくろがそのオヤジによく仕えたこと、などなど そして
いつも出てくるのが、子守のために妹を連れて学校に行き、教室で困ったこと、脱腸帯を
付けたまま行った銭湯でおばさんたちに嫌がられたことなどなど・・戦後の苦労した時代
の話は止まることがない。
風師山のふもとからは巌流島が目の前
戦前から戦後しばらくまで九州の玄関口として栄えた門司港だが、いまはレトロの街として観光客を迎えている。
その夜は翌23日に開催される大学男声合唱団の定期演奏会に出演のため福岡へ。
23日は朝から雨。
午前中 大宰府天満宮へ参拝し、孫たちの合格祈願のお守りを授かった。
夕方からのリハーサルを経て、夜は第60回の定期演奏会。
第60回の節目に大勢のOBを呼ぼうという幹事の呼びかけに応じて、OBだけの単独ステージに
上がったOBの数は80数名。第1回の定期演奏会に出演したOBも8名いた。
前日本指揮者協会会長の荒谷俊治先生(九大コールアカデミー名誉指揮者でもある)もその中の一人。
ちなみに小生は
第5回~第8回組、結構古いなあ。
OBステージの演奏曲は 現役時代によく歌った愛唱曲。男声80名の力強い合唱の輪のなかで
思わず熱いものがこみ上げてきた。
OBステージの演奏動画:
https://www.youtube.com/watch?v=9as4eWdDXI0&list=PLjlE-WtuJG9aH-_FUGXfbEW3WlR_rlYUP&index=4
演奏会終了後の打ち上げには奥さんや友人などの女性も参加して 200名近いにぎやかさ。
現役世代の乗りまくるパフォーマンスには 時代・歳の差を感じさせられた。
現役のリハーサル風景
翌日の福岡は一面の銀世界。
この日は50年前一緒に入社し、独身寮で同じ部屋で暮らしたこともある古い友人夫妻と室見川
河畔の店で昼食をともにし、久しぶりの再会を楽しんだ。
懐かしい人々と再会し充実した3日間であった。