皆様ごきげんよう。黒猫でございます。
今日は『インサイド・マン』の試写会に行って参りました。
マンハッタン信託銀行に強盗が入った。人数は4人。彼らはペンキ塗装屋を装い正面から銀行に侵入すると、あっという間に内部を制圧した。制圧の際使われた煙幕(?)が閉じられていたドアから漏れ、巡回中の警官が異変に気づきドアを開けようとすると、中からジャンプスーツに覆面姿のライフルを構えた男が現れ、「人質を取った。近づいたら人質を殺す」と言って再び銀行内に消える。
この警官の通報により、機動隊や狙撃班、ネゴシエーター役の刑事などが銀行の外に集う。その間、銀行内部ではすべての客と行員が携帯電話と鍵の類を取り上げられ、強盗たちと同じジャンプスーツと覆面姿になるよう強要され、数グループに分けられて別の部屋に監禁されていた。
交渉が始まると、ジャンプスーツに覆面姿の男が出てきて、警官隊はそれを囲んだが、それは着替えさせられた人質のひとりだった。解放された人質は「ジャンボジェット機を用意しろ」との犯人の要求を携えていた。
ネゴシエーター役のNY市警のフレイジャー(デンゼル・ワシントン)が慎重に強盗グループと交渉を進めているその裏では、この信託銀行の会長、アーサー・ケイス(クリストファー・ブラマー)が敏腕弁護士のホワイト(ジョディ・フォスター)
に銀行内貸金庫のひとつの中身をどうにかして死守したい旨を依頼しており・・・?
というようなお話。
主要登場人物が多い上に、色んな人の思惑が絡み合ってるし、時系列も事件後と最中のが入り混じったりしたので、結構わかりにくい映画でした・・・。
でも全員を自分たちを同じ格好にして小グループに分けるというのは頭のいいやり方ですね。
2時間10分くらいと、長めの映画でしたが、犯人が頭脳犯というか周到な計画のもとに犯行に及んだのであまり派手な動きもなく、特に時間に追われている焦燥感もなかったせいか、ちょっと長く感じました。
でも。
それよりも何よりも、今回一番驚いたのはメインテーマの出所です。
試写会だと、開場してから映画が始まるまでにその映画のサントラとかメインテーマを会場で流していることが多いのですが、今回、会場に入ってみたらずいぶんとアジア的な音楽が流れていました。おや、なんかインド映画みた・・・ってオイ!!
これ「CHAIYYA CHAIYYA」じゃん!!!!
(※「CHAIYYA CHAIYYA」…ボリウッドスター、シャールク・カーンとマニーシャ・コイララ共演の大ヒット作『Dil se』(1998)のメインテーマ。日本でも公開された。作曲は大ヒットメーカーのA・R・ラフマーン)
間違いないです、今CD聴いて確認したし!(持ってるんだ)
なんで?なんで今CHAIYYA CHAIYYA!?普通この時間にかけるBGMは映画の中で使われてる曲でしょ??アレ、今日もしかしてインド映画?とひとり大興奮しているうちに映画が始まったのですが、タイトルロール~導入の曲がまさにこれでした。ビックリ。ビックリですよ。なんでここでこの曲?
おかげで画面の中ではタイトルクレジットとともに映画の導入が流れているのにわたしの中では電車の上でシャールクが気持ちよさそうに歌って踊っている始末でした(『Dil se』の中ではそんなシーンでした)。ああびっくり。
しかも今回、エンドロールも途中からこの曲でしたよ。わたしは音楽の出所が誰なのかを確認したくて最後まで観たのですが、間違いなくA・R・RAHMANと出ていました。
わあ、ラフマーン、今度はハリウッドをも沸かせるつもりですか・・・!
そんなこんなで、映画の内容よりもCHAIYYA CHAIYYAにびっくりして終わりました~(笑)。