皆様ごきげんよう。今更アクティブヨガの余波に襲われつつあります黒猫でございます。
ところで皆様は『テレプシコーラ』という漫画をご存知でしょうか。山岸凉子さんが本の情報誌『ダ・ヴィンチ』に連載しているバレエ漫画なのですが。
以下、ご存知ない方のために簡単なあらすじです。ちょっとネタバレ気味なのでご注意を。
千花と六花(ゆき)は一才違いの姉妹。元バレリーナの母が自宅でバレエ教室を開いていることもあり、姉妹もごく幼いうちからバレエを習っていた。
物語は千花が6年生、六花が5年生の時から始まる。
姉の千花はストイックで努力家、将来はプロのバレエダンサーになりたいと願っていて、教室でもトップクラスの技能を持っている。妹の六花はのんびり屋で、バレエは好きだけど練習漬けの毎日がちょっとイヤだと思っている。
のほほんとバレエを続けていた六花だったが、母の指摘で病院で検査したところ、生まれつき左足の股関節のソケットが深いことが判明(そういう人は180度開脚ができない)。大いにショックを受け、もうバレエをやめる、と言った六花だったが、家庭の経済事情からバレエを続けるのが困難だというのにどうにかして続けようとしている転校生の須藤空美や、テクニックはあるのに太りやすい体質のせいで苦しんでいるひとみなど、自分よりずっと苦しい環境に立つ人と出会い、バレエを続けることに。
一方、テクニック、やる気ともに十分な姉の千花は、バレエコンクールで上位入賞を果たすなど、順調に成長を続け、母の経営するバレエ教室の本部の発表会で、実質上の主役(「くるみ割り人形」のクララ役)に抜擢される。本番でも緊張することなく堂々と主役を踊る千花だったが、本番中に怪我をしてしまい、緊急手術することになり、代役がまだ現場に到着していなかったため、代役は妹の六花が勤めることになり・・・?
というようなお話です。
わたしは山岸凉子さんが好きなので、この作品は最初から読んでいるのですが、今月の展開どういうこと・・・!?本当にびっくり・・・というか、激しい衝撃を受けました。多分読者はみんな衝撃を受けたと思います。ファンタジーでも恋愛でもなく、バレエ漫画ではありますが主人公の六花と千花が迷ったり泣いたりしながらバレエをどう続けていくべきか悩みながら成長するという、ある意味リアルな話です。
それだけに今月号の『ダ・ヴィンチ』の展開は・・・。衝撃すぎる。マジで。うう。ネタバレなんかとてもできません。
わたしが山岸さんを知ったのはホラーっぽいというか、人間関係のドロドロした短編を描いていた時期だったので、その頃の路線に戻ると思えば思えないこともないんですが、主人公姉妹はホントにいい子たちで、個性は違えど健気に頑張っているので、毎回ふたりとも頑張れ~、と応援する気持ちで読んでいたのです。
それが。
あんな展開アリですか・・・?
うへー、あと一ヶ月、悶々と続きを待たねばならないのですか・・・。つ、辛い・・・。
最近現実でも本当にイヤな事件が相次いで起きているし、お天気は梅雨っぽいし、なんだかなあ。テンション下がります。何か明るい話題はありませんか。あと中田英寿(=サッカー日本代表)はもう少しチームに馴染めませんか(関係ない)。