お元気で！

昨年の4月からパート勤務だったT君が
夜間の専門学校卒業し、地元で就職するために
最後の出勤日でした。

利用者さんに一言メッセージを書いてもらったカードを
色紙に貼り、写真を添えて、
レクリエーションの最後に利用者さんの代表から
T君に渡していただきました。
「元気でね～。」と最初は和やかムードでしたが
突然、Yさんが涙を流し…
Yさんは調理のお手伝いが大好き。
T君は、時々調理当番で台所に立っていたので
一緒に並んで、野菜を切ったりしたことも…
Yさん、寂しく感じたのでしょうね…

実は先輩女性が辞める時は、箝口令がしかれていて、
利用者さんには全くの内緒でした。
まあ、箝口令あってもうすうす気づいている方もいましたが…
それに、辞めた翌日からは姿がなく、
職場のデイの利用者さんなら“いない”事に気づく方が大半。
今回は、ひょんな事から彼の退職が伝わり
それを聞いた利用者さんがお別れ会をしようと…
（でも、言い出した方は直ぐに忘れてしまわれます）
会は止めて、色紙を企画したのは私。
「ここでは、退職時にこういうことをしたことは無い」
と、早速、異議申し立てが、私の天敵？の先輩から来ましたが…
みんなでT君の門出を祝う気持ちを共有するのを大切にしたいと…
認知症だからわからないとか、ショックを受けるとか…
いろいろ言う人もいましたが、施設長の許可も得ていたので…
結果、良かったと思います。
彼が何故いなくなるのか、ちゃんと理解できた方は
何人かみえたし、いい別れはいい感情として残ると思います。

貴重な戦力が一人抜け、
発展途上の職員を２名抱えて（これが問題！）
暫くは、また慌ただしい日々になりそうです…( ￣▽￣)
求人を出したので、いい方が来てくださることを
切実に願っています…