ガチャピンのHAPPY LIFE 2

日常生活で感じたままに綴っています。

笑顔をありがとう…

2024-09-19 23:40:44 | お仕事
一昨日、デイの電話が鳴る…
「○○ですが…」…以前、うちのデイをご利用になっていたTさんのご主人からだった。

「先日、家内が亡くなりました…通わせてもらっていた頃はお世話になったので
お知らせしようと思って…」との事。
Tさんがデイから入所施設に変わられたのは、もう一年以上前の事…
最初、デイに通い始めた頃から、認知症はかなり進行していて、短期記憶が保てなかったが、
いつもニコニコと笑顔で、誰とも仲良く話をされたり、
歌を楽しそうに口ずさまれたり…
そんなTさんがコロナに罹患してから、状況が変わった。
なかなか症状がよくならず、家で寝たきり状態だったせいか、
表情も乏しくなり、ご飯を自分で食べられなくなっていた…
ケアマネさんと相談の上、デイに復帰してからは、
食事介助をしながらも、できるだけご自身で食べることが出きるように
食器を工夫して、隣で声かけをしながらの支援を続け…
なんとか、食事を自分から食べようとされたり、
周りの方とも、コミュニケーションを取ったりと、
復調され始めたと感じた頃に、また、風邪で体調を崩され…
入院となり、そのままデイは退所となってしまった。

娘さんが遠くに嫁いでいるため、ご主人の老々介護…
服やら下着やら、何度かアドバイスをしたりの担当者会議、
送迎時には、その日のTさんの様子をお伝えするなど、
ご主人とも、コミュニケーションは取っていた。
で、ご主人は腰がかなり悪く辛そうで…
何度も受診を勧めても、「病院行ってもよくならんわ」を繰り返し…
ご主人の負担軽減の為、デイの利用を増やす事を提案しても、
「顔を合わせる時間が減るから…あんな風になってもおらんと寂しいんだわ」
と、言われたのが、印象深く残っていて…

電話口のご主人はお元気そうでしたが…
葬儀後の喪失感が出るのはこれから…
「お元気でいてくださいね。困ったことがあれば相談してくださいね」
と、電話を切りましたが…
これ以上は、何もできず…ご主人の体調や性格などを知っているだけに、
さびしいですね…

デイに通われる方とそのご家族さんとの
さまざまな出会いと別れ…
一期一会のご縁に、「生きる」事の意味、人の縁、家族の絆など
たくさんの事を学ばせてもらっていますね…

Tさんは最後は眠るように逝かれたそうです…
どうか、天国からあの無邪気な少女のような笑顔で
ご主人を見守ってあげてくださいね…
Tさん、出会えたことに…ありがとう!



名古屋は昨日、今日と猛暑日続きです…(/。\)
36℃を越えると、換気してるし、クーラーの効きも悪くなります…
今日は彼岸の入りです、
暑さ寒さも彼岸まで…と言いますが、
そろそろ、秋の気配がほしいですね…f(^ー^;

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