第5回福祉住環境サミット、住生活コーディネーター
特別セミナー共、無事に大盛況に終わりました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
あまり何もしてないのだが、妙に疲れた2日間で
あった。やはり多くの人とかかわるというのは、
知らないところで気を使っているのだろう。それとも
年をとったからなのか。
話は突然、全然、違う話になるのだが、ボクが20~
25歳まで働いていた設計事務所は毎年、数人の
新入社員が入ってきて、大変面白かった。
大企業に勤めている方などは普通のことだと思うが、
零細企業である設計事務所ではあまりそういうことは
ない。なので貴重な5年間であった。
その頃のボクは常に何かに不満を持っていて、尖って
いた。上の人にはすぐに怒って、文句を言って生意気
ざかりであった。だので良く思っていない人もたくさん
いた。が、なぜかすごく応援してくれる人も少しだけ
いて、そういう人は今も可愛がってくれる。
そして調子に乗っていたボクは新入社員にも先輩風を
ふかして飲みに行くたびに講釈を垂れていた。
「H²Oは水やろ。水っていうのは気体にも固体にも
なる。時には空気中に動き回って、時には氷になり
じっとしている。液体の時には一定のところを流れる。
そういう自由な生き方を出来るのがええんや。」
「H²Oは幅と奥行きと平常心の略。そういうものを
持っている人にならんとな~。」
「物事は面じゃあなくて、立体の球なんや。いろんな
角度からみているからいろんな角度の見方があって、
立場によってそれぞれや。だから、人に嫌われても
いい。違う角度から見たら1割ぐらいは好きになって
くれる人もいる。それで充分なんやで。」
と、今思えば随分青臭い、訳の分からんことを後輩に
堂々といっていた。しかも、恥ずかしいぐらい真顔で
話していた。
随分、迷惑をかけたと思うし、面倒な先輩だったと思う。
でも、一人だけ今でもすごく慕ってくれている後輩が
いる。まさに10人いて1人なので1割なのだ。
今は、そういう尖ったこともないし、面倒な性格は
出来るだけ出さないようにしているが、時々顔を出す。
そして年を取ってきたら、それでもいいかとムキに
ならずに開き直ることが出来るようになった。
無理やり直そうとすると精神が参って披露する。
それよりも、のほほんと仕方ないと思う方が、精神的に
健康に生きれるのかな、と思っている。
そんな風に思っているから直らない。。。