Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

映画「港町」を観た。

2018年05月26日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は天気が良く自転車日和であった。そして十三の
第七藝術劇場で上映していた想田監督の「港町」の最
終日であった。この2つが重なり、自転車で映画「港
町」を観に行かねばならないという思いが大きくなり、
自転車で十三まで乗り込んだ。
 
30分ぐらいで到着し、少し早めに着いたので他の人と
同じようにワクワクを押えながら狭い廊下でじっと待
っているのであった。入場できるようになり、中央の
一番前の席へ座り万全の態勢で2時間に備えるのであっ
た。
 
観察映画というモノクロのドキュメンタリーのような
映画ということと瀬戸内の映画という情報だけインプ
ットし、映画を観た。
 
初めてみる観察映画というもので、想田監督の映画も
初めて観た。2時間はあっという間に過ぎさった。
何がどうということはないのだが、不思議と話にのめ
り込んだ。そして観察映画ということで画面をじっく
り観察した。最後の方で舟がモノクロからカラーに変
わった時に錆色が出た瞬間にイキナリ舟が古びた壊れ
かけの舟にみえ、色の威力を感じさせられた。やはり、
大きなスクリーンの方が迫力があっていい。
 
漁師のお爺さんの話、港町に彷徨うおばあさんの話、
何気ない日常にも様々なことがある。話していること
も、どこまで本当のことかわからない。台本がなく、
その人の声を拾っている、引き出している映画なので
信じるかどうかは見る人の受け方で変わる。
 
こんな映画もあるのだな、面白い、という感想だ。
映画館をでた時に観る前と気分がかわっていた。これ
は映画による影響で映画の余韻が残っているのだと思
った。観察映画って人に感想を述べるのではなく、自
分のなかでシミジミと何かを感じる映画だと思った。
そういう意味ではボクは好きな映画である。
 
次の映画の「ザ・ビッグハウス」の予告も観た。
なかなか面白そうなアメリカの話だ。6月末からの
上映のようだが、これも自転車を飛ばして観に行こう
と思う。仕事をさぼって。。。(笑)