Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

NNNドキュメント「山が動く」をみた。(その1)

2018年03月26日 | 福祉住環境

昨晩は眠れない夜であって、日曜日の夜、
眠れない時は何故かNNNドキュメントを
ときどき観る。今回は興味深い、国産材の
「山が動く」という特集であった。わずか
30分の番組である。
 
奈良県十津川村の話であった。2011年(平成
23年)8月25日台風12号がもたらした
紀伊半島大水害は関係者に大きな衝撃を
与えた。スギが根ごと流されて山肌が見える
ような災害が生じた。
 
ここでおさらいをしておこう。日本の国土の
66%は森林であり、国土の約2/3が森林だ。
その中で約半分が天然林、2割が人工林、
その他3割が無立木地(樹木が生立して
いない林地)や竹林などで構成されている。
人工林と呼ばれるのは、植樹して建築の
材料に使われるスギ、ヒノキ、マツなどを
人間が植樹した森林のことを言う。
 
日本の人工林は、昭和20~30年代、戦後の
焼野原からの復興に必要な木材を確保する
ために政府が実施した「拡大造林政策」に
よって増加したという。当時の家庭燃料は
木炭や薪が中心。木材は生活に欠かせない
存在であったのだ。政府は復興のために
どんどん木を植えよ、ということで、とても
人が入らないようなところまで無理やり、
張りきって植樹されたというのが現状だ。
 
なのに、現在の日本の木材自給率は、約
30%にしかならない。これは、どういう
ことかというと、安い外材が輸入され、
日本の木材が衰退した。一時は、90%
ぐらいの木材自給率であったが、木材市場
に持っていくだけで人件費や輸送費がかさみ、
外材よりも高価になってしまうという現実が
ある。市場に持っていくよりも、外国から
船で運んだ方が、安くつくのである。
 
その高騰する理由の一つに「山に道がない」
ということがあげられる。ほとんどの森林
では、道がないので架線集材している。
ようは、山で木を切って市場まで運ぶのに
道がないのでコストがかかるということで
ある。架線集材というのは森林の中に
ワイヤー張ってそのワイヤーを使って切った
木を運ぶという作業に使われる道具である。
 
建築の構造材として使用するためには真直ぐ
な木材が必要であり、真直ぐで大きい木材を
つくろうと思うと、間伐という作業は欠かせ
ない。日本の林業というのは密集させて植樹
して、間引き(間伐)することにより、より
丈夫な使えそうな木を育てていくのである。
詳しくは、またの機会にかく。
  
まあ、何よりも後継者不足であり、例えば、
架線集材のワイヤーのかけ方も後継されて
いない。いちいち、年配者が山に出てきて
指導しないと出来ない。間伐もしなければ
いい木は出来ないのであるが、儲からない
ので、山にお金をかける所有者がいない。
 
悪循環なのである。そこで生命に危機感を
覚えたスギ・ヒノキが花粉をばらまいて
子孫を増やそうとする。生命保守の自然現象
なのだ。そうすると花粉が市街地にも舞う
ことになり、人々は花粉を摂取しすぎて
花粉症が多発するという仕組みになる。
山の現状が市街地で暮らしている人にも
影響を及ぼすことになっているのだ。
 
ということで、番組の内容よりも前段階での
話になってしまったが、もう少し次回は番組
の内容を詳しく書いていこうと思う。

 


ガンバレ高校球児!

2018年03月25日 | スポーツ

春のセンバツ高校野球が始まった。
昨日の試合では面白い野球が観られた。
滋賀県代表の膳所高校はデータ分析して、
その守備位置を大胆に変えるという戦法を
用いてヒット性のあたりを平凡な外野フライの
ように守っていた。
 
まるで、マンガの「キャプテン」の金星高校の
ようだった。マネージャーがパソコンでデータを
入れて守備位置を変えるという。ヒット性の打球が
ことごとく守られる。新しい試みで面白い野球で
あった。
 
今日の第一試合の明徳義塾(高地)×中央学院(千葉)
は劇的な試合であった。8回表に中央学院が逆転し、
勝利目前の9回裏ツーアウトからヒットと死球、
その後にサヨナラ逆転のホームランで決まった。
とてつもなく、いい試合であった。
 
よく言われるが、高校野球の良いところは、
トーナメントであり、負けたら終わりという潔さに
ある。その裏に練習で耐えてきた時間があり、仲間が
いる。そして何でも吸収できる青春時代のど真ん中に
打ち込んでいる姿が目に浮かぶ。怪我もあるし、
思い通りにいかないこともあるだろう。
  
その時代の精神の危うさのようなものも試合中にでる。
まさに、何が起こるかわからないのが高校野球なのだ。
いいピッチングをしていても突如崩れたり、打てない
4番が最後にホームランを放ち勝利したりする。
 
甲子園に来る高校になるとかなりの時間を野球に使って
いるところがほとんどであると思うし、その時間が、
彼らの今後、生きていくうえでの財産になると思う。
 
春はまだ夏があるという気持ちがどこかにあると思う。
ただし、今、出場していない高校も甲子園は出られて
ないが、着々と練習をして夏の甲子園を狙っている。
3年間という期間限定で、3年の夏に負ければ高校生
の野球は終わる。まだ夏がある。ガンバレ高校球児。
 
そして、春の選抜は始まったばかり。
今後の試合にも期待しているのだ。
何回も言う、ガンバレ高校球児!!!


春分の日は「卵の日」であった。

2018年03月24日 | 日記・エッセイ・コラム

春分の日の新聞に、今日は「卵の日」という
コラムがあった。どうも卵の殻をつかった
「エッグアート」のファンシー・エッグが
1989年(平成元年)に生命が誕生する春分
の日を記念日として制定したそうだ。
 
卵といえば、玉子焼き、目玉焼き、オムレツ、
スクランブルエッグ、錦糸玉子、ゆで卵(にぬき)
といろんな方法で調理され、何にでもあうので
重宝されている。
そうして日本人は世界でも有数の卵好きなのだ。
 
そして世界でも珍しい生卵を食べる習慣がある。
すき焼きにもつけて食べるが、なんといっても
「卵かけご飯」を好んで食べる。中にはあの
ぬるっとしたところが嫌いだという人もいるが、
圧倒的に好きな人の方が多い、気がする。(笑)
卵かけご飯だけで、飲食店が経営できるという
のには驚きなのだ。
 
卵の消費量は世界のトップ3に入る。メキシコ、
マレーシアに次いでの3位で1人当たりの年間
消費量は329個なのである。ううむ、多くの人が
毎日平均1個を消費している勘定になる。
アレルギーなどで食べられない人もいるから、
実際はもっと食べていることになる。
 
そんなにも卵好きなのだが、「卵」と「玉子」が
あり、違いなど考えたこともなかったが、どうも
簡単に書くと【「卵」は調理前で、生まれたままの
姿の「たまご」を指し、「玉子」は調理した後の
ものを指す。】ということらしい。
 
なので「卵かけご飯」「玉子焼き」が正しいので
あるようであるが、どちらの漢字を使っても、通じ
ると思うので、まあ、どちらでも美味しかったら
いいのである。
 
ただし、「卵かけご飯」も卵を割って、醤油を
垂らしてご飯にかけて、混ぜるのであるから
「玉子かけご飯」もありではないのかと疑問に
思う。どちらでもええんやけど。。。


「名湯 宝乃湯」へ行ってきた(その2)

2018年03月23日 | 温泉・銭湯

昨日は一日ぼーっとしていて夜に酒をのんで
酔っぱらって起きたら12時前ということで
ブログがまともに書けなかった。時間は
あったのですがねえ。。。
 
さて、気を取り直して「宝乃湯」の続きの話しへ。
無事に駐車場で車を止め、2階の受付へずんずん
進む。ここは1階がピロティでが通路、エントランス、
送迎バス乗場、以外は車のスペース。それ以外に
「宝山市場」という、ちょっとした飲食、ちょっと
した八百屋、ちょっとした駄菓子屋がある。
 
ちなみにここの温泉は「かけ流し」であり、
「かけ流し」とは濾過装置を使わないドンドン
贅沢に使い流す温泉のことである。余談だが、1階の
宝山市場は「吹き曝し」であり、ちょっと寒かった。
 
さて中身をみておこう。プランとしてはカタカナの
コの字を男女半分ずつシンメトリーに分けているような
典型的な銭湯タイプのプランである。コの字の空白部分が
露天風呂であり、タイミングさえ合えば、露天風呂から
飛行機が飛んでいる姿が見られる。
 
内部の天井は高く、大きな湯船が一つにサウナ、塩サウナ
と洗い場のシンプルな配置である。この大浴槽は何か
トラブルがあったのか、浴槽の中の入角部分に全て
コーキングがしてある。クラックが生じたか、お湯が漏れたの
であると推測できる。幅も大きいコーキングは結構目立つ。
ちょっと触ると剝れそうなのでキケンである。
 
外の部分は水風呂、ジャグジー、つぼ風呂、半身浴の出来る
岩風呂、原泉をそのまま使っている風呂に、メイン風呂。
こちらの方は少し過熱しているので温かい。
そしてあの有馬温泉と同じ泉質であり、とても体に良さそうな
気がするのである。有馬温泉の名前がそう思わすのか、実際に
そうであるのか、わからないが、身体にしみわたるような、いい
温泉なのである。
 
温泉へ行ったときは最初にロッカーのカギを観察する。
ロッカーのカギの金属部分が変色などしていると、「ううむ、この
変色は温泉の威力であるはずなので、いい温泉ではないか。」と
思ってしまう。本当かどうかはわからないのであるが、そう思う
だけで気持ちよく入れる。
 
岩盤浴は行ったことないので、どの温泉でもスルーしているが、
そのうちにチャレンジしてみたいものだ。ただし、温泉だけでも
1時間半ぐらい入っているので、岩盤浴などに行ったら、
結構な時間を確保しないと楽しめそうないので、なかなか行けない。