トロール漁での深海魚

ウチの店の看板魚：タナカゲンゲ・ノロゲンゲはいわゆる深海魚です。
コレらの魚は主にトロール漁という方法で漁獲されています。
さて、このトロール漁は日本各地で行われているのですが、その各地で時期は多少ズレるのですが、５月６月初旬には禁漁の時期を迎えます。
そしてまさに今その時期を迎えようとしているのです。
なので今、今年の夏の間の在庫を確保しようと、ゲンゲを買い集めているのです。
今日はノロゲンゲがトロ箱で入荷する予定です。
従って本日の午後の仕込みは、ノロゲンゲの加工・下処理に集中する予定です。
このノロゲンゲは、表皮と内臓・エラを除去し、氷のブロックの中に閉じ込めます。
何故氷漬けにするかと言いますと、魚等をただそのまま凍結したのでは、１週間もすれば表面から乾燥し始めて品質が劣化してしまいます。
業界では油焼けとか酸化すると言いますが。
なので氷の中に閉じ込めて、空気との接触を遮断するのです。
今回はノロゲンゲを大量に購入することが出来ましたが、多分これが夏前の最終になると思います。
タナカゲンゲも同時に発注しているのですが、手に入りません…。
このままタナカゲンゲ無しの夏を迎えることになるかも知れません…。
さ、今日の午後は忙しくなるので、早めに出勤しなければ…。

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