十一月のこよみ(霜月)
一年は二月の立春から始まります。次に立夏、立秋を経て十一月の8日は、
立冬に入りました。いよいよこの日より冬。日脚も目立って短くなります。
時間の加速が早くなっているこの頃ですが、巷では年末に向かっての行事や
イベントが盛んになってきました。
十一月の主な行事としては、まず、15日の七五三です。
早めに神社へお参りしたり、写真を撮ったりする光景も見られます。
次に、酉の市(とりのいち)があります。行われる祭礼の市が
酉の市です。商売繁盛を祈って、「福をかき込む」「福を取り(酉)込む」
ということから熊手、おかめ、入り船などの縁起物の飾りが売られます。
最初の酉の日を一の酉、次を二の酉、その次が三の酉です。
三の酉まである年は火事が多いという言い伝えがありますが、これは鶏の
とさかが赤い炎に似ていることから連想されてものだということです。
今年は、一の酉=5日(木)
二の酉=17日(火)
三の酉=29日(日)
振り返ってみても、今年は火事が全国的に多いように思います。
とくに今月の5日には青森県八戸市の蕪嶋神社が全焼しました。
ウミネコの繁殖地で有名ですが社殿内部からの出火ということで、
放火も含めて調査中とのこと。
これから乾燥する時期ですので、身の回りには注意したいものです。