愛の輝きとつぶやき

写真、アート(絵画、書、詩)日記

「春分の日」

2016-03-18 20:31:57 | 日本の文化

「春分」(仲春)

新暦3月21日頃 旧暦二月中気

春分(しゅんぶん)は、昼と夜の長さがほぼ同じになる日、太陽が真東から昇り

真西に沈む日です。

天文学的には、太陽が黄経〇度の点(春分点)を通過する日です。

一年を約90日ずつ4つに分ける「二至ニ分」(にしにぶん)のなかでも

最も重要なポイント、一年を一日に例えた時の、「日の出」に当たるのが

この「春分」です。

「春分」は、世界中の太陽信仰の原点で、日本では「新年度」の起点に

あたります。

西暦では、一月一日の元旦で年が変わりますが、学校も会社も官公庁も

実質的には「年度」切り替えで、新学年、人事異動、決算などは春分近くで

行われます。

日本人は桜が咲く季節とともに、始まりの感覚を覚えますが、いにしえより

太陽を中心とした時の記憶がDNAに刻まれているようです。

一年の始まりである春分の日に、太陽の光をじかに浴びる「御来光(日の出)」

を見ることは、古い思いをリセットし、始まりのスイッチをONにする良い日に

なるでしょう。

※現在は太陽の光が強いので、直接見ると目を傷めますのでなるべく

朝八時前が良いようです。

 

また春分の日は、お彼岸の中日でもあります。

この日はご先祖さま(遺伝子の集合体)に感謝の言霊を出しましょう。

先祖を癒す気持ちは、見えない大地の精霊を癒すことにも繋がるようです。

お墓が無い人や、墓参りに行けない人は、自宅から先祖に感謝を送りましょう。