「今に生きる」-3
続き…
例えば人の魂は次のように構成されています。(図は省略)
魂の構成
1 穢れなき生命 ⇔ 生命の波動
2 喜びの魂・嫌な魂 ⇔ 〇 ◎ の魂動
3 判断智 ⇔ 外の波動と接触する波動
1 は何億年も生き通してきた生命に各自の使命の魂が融けて一体になっている
使命魂であります。そしてこの魂が私達の眼や耳を育て養い働かせている根本
ですから神そのものです。
私達は母の体内から離れてしまえば、誰も眼や耳を働かせてくれるものは
ありません。全ては自分の生命の働きなのです。
〇 が良い因子で ◎ が悪い因子としましょう。
この 2 の魂が 1 の生命、使命を取り巻いているのです。
3 の魂はあまり固まっていないもので、心とか思いとかいう程度の、
その時その時の判断智です。
今日の我々を左右しているのは 2 の魂で、体の中での魂が最も厚く集まっている
所は胸です。
◎ の粒が芽を出せば不幸が現れるのです。
交通事故、病気、事業の失敗、争い、災難等すべて ◎ が芽を出した時に
起こるのです。
〇 が芽を出した時は喜び、成功、健康、平和等になります。
2 の魂は自分が作っている場合が多いですから、嫌な事は出来るだけ
心に留めないで忘れてしまうことが大切です。
何回も繰り返して思い出していると、それが ◎ の粒になります。
2 の魂の粒は他人から作らされことが多いのです。
従って人に対して悪い言葉を出したり悪い事をすると、相手に ◎ の粒を作らせることになり、
それがお互いの間に反復して段々粒が堅くなって行きます。
自分で作った粒は思い様、考え様で、柔らかくすることも融かすことも
出来ますが、生きている自分が作らないで、過去の自分が作っていたものが
余りにも沢山あるのです。
過去の自分とは先祖であります。
人には父母があり、祖父母が四人、曾祖父母が八人あります。
このように加一倍法で過去に遡ってゆくと、五十代前の先祖は数え切れない数になります。
この先祖の思凝りが堅い魂の粒になって、自分の生命、使命を
取り巻いているのですから、生きている自分には判らないことです。
判らないといっても、今の自分は過去の自分の現れですから、
その因子で生まれて来たのですから、やはり今の自分の責任になります。
古い因子はほとんど融けて、生命に合体していますから余り心配は
要りません。大抵は七代前位までの先祖に現われてそれがまた思凝りになって、
災いを起こしているのです。
たとえ遠い過去の思凝りがあっても、七代前までの人に現われていますから、
七代前までの先祖を成仏させれば、 ◎ は融けてしまいます。
そして初めは小さな ◎ が何回も子孫に現われて段々大きくなって、
今の私達に引き継がれているのです。
◎ は自分の中にも、墓にも、自分の血縁の人の中にも入っています。
然し自分の中の ◎ を融かしてしまえば、それは本然の生命、使命を
育てる肥やしになりますから、先ず自分の中の ◎ を融かすことが先決です。
◎ を融かせば、どんな難病も不幸も消えてゆきますから、
後は再び ◎ を作らないことです。
次回に続く…
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