最終章第3話の冒頭、知波単学園との対峙が長期戦となって夜に入った時点で、上図の秋山優花里が、試合開始から12時間が経過していることを指摘しています。
それを聞いて初めて、戦車道の試合における時間制限というのは無かったのか、と気付きました。フラッグ戦にせよ、殲滅戦にせよ、いずれも勝利条件を満たすまでは時間がいかにかかっても試合が続けられるのか、と悟りました。そもそも、そんな長い時間の試合の描写は、対知波単学園戦が初めてなんだろうな・・・と。
思えばそれまでの試合は決着がつくまでに何時間もかかっている形跡がありませんでした。双方の車輌数が30輌であった最大の試合、対大学選抜戦においても昼から始まって夕方までには終わっています。いずれも時間制限がかかった試合ではなかったように思います。
本当に時間制限が無いのであれば、戦車道の試合とはなんと過酷な部活、もしくはスポーツなのか、と思います。12時間もずっと戦車の中に居るのであれば、食事とかは取っているのだろうか、トイレとかはどうしているのだろう、と疑問が幾つもわいてまいります。
最も疑問に思った事は、戦車の燃料や弾薬が12時間ももつのだろうか、という事です。弾薬はテレビシリーズで車内に運び込むシーンがありましたから、数に限りがあるのだろうと思いますが、燃料を補給する場面は今までまったく描かれていません。燃料切れで戦車がストップするというシーンも今のところ皆無ですので、もしかして永久機関・・・、いや、そんなわけないだろう、と思います。
ただ、試合中に燃料や弾薬を普通に補給出来るとも思えませんから、試合開始前の補給分が全てであって、それだけで長時間の試合も出来るのがガルパン世界だ、というのであれば、そうかと受け止める他にありません・・・。
コミック版の「リボンの武者」では徹夜で試合を続けてメンバーが憔悴しフラフラになっているシーンが描かれましたが、アニメの無限軌道杯第2試合もそれに近い徹夜長期戦であったことは、勝敗が決まった後に冷泉麻子が夜明けに気付いて倒れかかる場面にも示されています。が、麻子以外の面々は憔悴どころか普段通りの元気な様子でした。なんなんだこの人たちは・・・、と思ってしまいます。
果たして、戦車道の試合における時間制限というのは、本当に無いのか・・・・?