履帯を組み立てました。二年くらい前に、サークルでのジャンクパーツ譲渡交換会にて、T-26軽戦車の砲塔と転輪と履帯のパーツを貰ってきたのが、今回役に立ちました。転輪と砲塔の基部、そして履帯が転用出来ました。スペインからの概要資料によりますと、ベルデハⅡの足回りの基本設計は、T-26軽戦車を参考にしているとの事で、部品も似た形状で作られたそうです。
車輪類と並べて大体の組み合わせを確認しました。転輪と起動輪も同じT-26軽戦車用のパーツですから、履帯との組み合わせには問題がありませんでした。ベルデハⅡはT-26軽戦車よりも若干小さい車輌なので、履帯パーツが不足する心配はありませんでした。
転輪や履帯の車体への組み付けは、いつもは塗装後に行うのですが、今回は思い切って塗装前に全て組み付けてみました。
設計図通りのサイズで、組み立て位置もきちんと正確になぞりました。上図のように良い雰囲気でまとまりました。
砲塔を試しにセットしてみました。おお、意外に良い感じになったな、と思いました。
ですが、T-26軽戦車用のパーツの45ミリ戦車砲は、そのままでは長過ぎました。後でベルデハⅡの45ミリ戦車砲のサイズに合わせてカットし、縮めました。
スペインから送っていただいた実車の画像によりますと、砲塔の3ヶ所に吊り下げ用の起倒式ホールドが付きます。その起倒式ホールドをプラ材で上図のように作りました。
作った3個の起倒式ホールドを砲塔の天板前端左右と背面に取り付けました。
続いて、車体の前後にも形状が同じでサイズが大きい起倒式ホールドが3個ずつ付きますので、プラ材で作って取り付けました。上図は車体前面の起倒式ホールドで、このように3個が並ぶのは、他の戦車では見た事がありません。
参考にした実車画像でも、赤枠内に前面の3個の起倒式ホールドが見えます。3個のホールドがそれぞれ上下に向いているのが分かります。
そして背面にも同じように3個の起倒式ホールドが見えます。2個のホールドが上向きに固定されているようです。
自作して取り付けた、車体背面の3個の起倒式ホールドです。
砲塔のクラッベはプラ板、クラッベやボックスのヒンジなどはプラ棒をカットしてそれらしく作りました。
砲身の形状および長さの調整は、この段階ではまだ行ないませんでした。各所で組み合わせたプラ板のはみ出し部分を丁寧にカットし、ヤスリがけをしました。 (続く)