ラストのステップ16です。銃塔を組み立てて車体にセットします。
銃塔は外側のみ組み立てました。車体内部のインテリアパーツは全て省いていますので、銃塔内部のパーツも不要でした。
車体にセットしました。
塗装前の組み立てが完了しました。大きな車体ですが、形状がシンプルです。いかにも装甲車らしい外観です。
塗装を行いました。今回のキットについている塗装見本図には通常のグリーン系、冬季カラーのホワイト系の2色が示され、前者はロシアングリーンとなっています。
ですが、劇中車のカラーはもう少し青味がかかった鮮やかなグリーンで、これはプラウダ高校チームの車輌全般に共通します。旧日本海軍の艦上機のカラーに近い色です。近似のカラーは、手元にあるなかではミスターカラーの16番の濃緑色でしたので、これを吹き付け塗装しました。
ゴムパーツのタイヤをはめ込みました。色もそのままですから塗装は必要ありませんでした。
車輪は8つですので、タイヤも8本つけました。
銃塔の機関砲2丁、すなわちKPVT 14.5mm重機関銃、およびPKT 7.62mm機関銃の銃身を28番の黒鉄色で塗りました。
前照灯の内部をポスカの銀で塗り、レンズのパーツをウェーブのアイズのパーツに置き換えました。
最後につや消しクリアを薄く吹き付けて仕上げました。個人的には初めての戦後の装甲車のキットでしたが、大きな車体の割には形状がシンプルでパーツ数も多くはなかったため、思ったよりも楽に作れました。
劇中車は、ワンシーンのみで車体の右側面の一部しか出ていませんので、校章マークがあるかは不明ですが、他のチームでも移動および観戦用の車輌には校章マークが付いていないことが多いので、今回も校章マークは貼らないでおきました。
以上で、プラウダ高校チームのBTR-70が完成しました。製作日数は、2023年8月9日から8月16日までの8日間で、組み立てに6日、塗装および塗装後の組み立てに1日かかりました。
今回はトランペッターのインテリア付きキットを使用しましたが、インテリアは操縦席と兵員室のみで、エンジンおよび駆動系のパーツが省略されているため、インテリア部分の製作は不要として外観のみを製作しました。キットは前期型仕様ですが、エッチングパーツの大半は後期型仕様になっているので、後期型仕様に寄せることも可能であるようです。が、今回は細部にこだわりませんので、エッチングパーツも全て不要とし、作業量を大幅に軽減しました。足回りのパーツの複雑さには少々手こずりましたが、それでも全体的には割合に楽な製作となったと思います。