海洋堂ゆるキャンプラモケイの4人の2人目、野クル部長の大垣千明を作ってみたいと思います。中身は御覧の通り、説明書、デカール、表情印刷済み頭部、ランナーパーツから成ります。
パーツは二つに分類されます。上図左が大垣千明本体のパーツ、右が荷物やキャリーカートのパーツです。前回の犬山あおいと同じく、荷物やキャリーカートは後日にまとめて組み立てます。スキレットと台座のパーツだけを切り離しておきます。
組み立て塗装前の状態です。小さなパーツはなるべくランナーに付けたままにして塗装時の持ち手を確保します。
公式ガイドブック「野外活動記録」の56ページに掲載される大垣千明の全身図です。今回のプラモケイのモデルとなった、イーストウッドキャンプ時の服装です。全体的に藍色系を中心とした黒っぽいカラーでまとめられます。
そして37ページにも同じイーストウッドキャンプ時の服装デザイン図が各アングルで並びます。これにスキレットを持たせたのが今回のプラモケイのキットです。
ポスカのカラーを合わせて並べました。上より黒、青、紫、ネイビーブルー、灰色、ダークブラウン、茶色です。青と紫はともに前髪のカラー候補で、ちょっと迷いましたが青に決めました。あわせて6色となります。
犬山あおいの時と同じようにパーツの下処理を行ない、塗ってゆきました。メガネのパーツが妙に歪んでいる気がしましたが、仮組みチェックの際に、そういう形状になっている、そういう形状ではめ込むのだと知りました。
塗装が終わったので、組み立てを始めました。最初に、両脚のパーツを接着しました。次に表情印刷付きの頭部に前髪と帽子を取り付けておきました。メガネは一番最後に取り付けるので、ここではまだ付けません。
続いて、上図のように両腕と両脚のパーツを胴体パーツに組み付けました。いずれも接着して固定しました。接着剤無しでも組み立てられますが、後で内部で外れたりすると組み直しが面倒です。またバラさないといけなくなります。接着しておいたほうが安定も増します。
次に台座を取り付けます。最後に頭部を組み立てるので、台座を先に付けて立つ状態にしておけば、頭部の取り付けが楽になります。
頭部をはめ込み、最後にメガネを付けました。メガネは眉間の穴にダボをゆっくりと押し込んではめました。あまり力を入れずにゆっくりと押し、メガネのフレームが折れたりしないように注意しました。
スキレットを左手の穴にさしこんで完成しました。スキレットを持っていなければ、「バッター、アウト!」と叫ぶ球審のようなポーズです。
これで本栖高校野クルの創設メンバーの2人が揃いました。動の千明、静のあおい、です。これに後から加わる各務原なでしこは、例えるなら明、でしょうか。
次回は各務原なでしこを作ります。カプセルの説明書通りに作るのではなく、パーツを活かしての変更製作という方法で、海洋堂ゆるキャンプラモケイの「可能性」を実現してみたいと思います。それによって製作工程が増えますので、上中下の3回に分けてレポートします。 (続く)