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海洋堂「ゆるキャン」プラモケイを作る11  志摩リンを作る 上

2022年09月29日 | ゆるキャン△

 海洋堂ゆるキャンプラモケイの4人の4人目、志摩リンを作ってみたいと思います。中身は御覧の通り、説明書、デカール、表情印刷済み頭部、ランナーパーツから成ります。

 今まで作った3人のうち、犬山あおいと大垣千明はカプセルの説明書通りに作り、各務原なでしこは荷物のパーツを活かして背負い持たせる姿勢への変更製作を行ないました。それで二通りの楽しみ方を紹介しました。今回の志摩リンは、パーツの改造による姿勢の変更という方法を試みたいと思います。

 

 パーツは二つに分類されます。上図左が志摩リン本体のパーツ、右がキャンプギア類のパーツです。ここでは志摩リン本体を姿勢を改造変更して組み立てますので、キャンプギア類のパーツは後日にまとめて組み立てます。

 

 志摩リン本体のパーツ群を上図のようにランナーより切り離して準備しました。これらのパーツを説明書通りに組み立てれば、チェアに深く腰掛けるポーズが出来上がりますが、ここでは他の3人と同じく立ち姿勢に作ってみたいと思います。

 

 つまり、この姿に作ります。公式ガイドブック「野外活動記録」の54ページに掲載される姿で、プラモケイのキットの座姿勢を立ち姿勢にするとこうなります。両手をポケットに突っこんだまま、立ち上がった状態です。

 

 39ページには各アングルからの図が掲載されています。これも立ち姿勢ですから、改造制作の参考資料になります。

 

 志摩リンを立ち姿に改造するにあたってのポイントは、上掲の125ページの作者あfろ氏によるキャラクター原案図に示されるように、4人のなかで志摩リンが一番背が低いという点です。この特徴を忠実に再現することが肝要です。

 

 私なりに考えた改造案の下手なイラストです。左がプラモケイの座姿勢で、これを右の立ち姿勢に改造するわけですが、最も手間がかかるのが両脚部分です。折り曲げている脚の大腿部をカットして、犬山あおいの立ち姿勢の両脚の大腿部と交換します。ブーツは志摩リンのパーツをカットして移植し、足首の向きも修正します。犬山あおいのブーツとはデザインが異なるうえに長さも違うからです。
 また、台座は志摩リンのキットには入っていませんので、犬山あおいの台座を転用します。台座に差し込むダボも犬山あおいのブーツ底から切り取って転用します。

 続いて頭部および上半身が丸め気味にしているのを縦に真っ直ぐにします。頭部は下を向いてセットされますが、そのダボ穴を後ろに削り拡げ、首後ろのマフラー部分を削ることにより、頭部を上向きに直します。前下の腹前部分は座姿勢により欠けていますので、パテを使って盛り上げて補完します。

 なお、今回の改造で使用したパテは、「タミヤパテ(ホワイト)」商品コード87059です。タミヤから発売されている各種のパテのなかで、最もベーシックなタイプで、価格も安いです。

 

 最初に頭部の向きを変えます。キットのままですと、上図のように上半身を真っ直ぐに立てた時に頭部は下を向く状態になります。ダボ穴が斜めに作られていますから、これを垂直の穴になるように拡げる必要があります。

 

 アートナイフで首のダボ穴を後ろへ削って拡げました。マフラー部分も、首の後ろの範囲は削らないといけないので、志摩リンの頭部のパーツのニット帽子の位置を仮組みで確認しつつ、必要な範囲を削りました。

 

 改造後の頭部の向きです。下向きから前向きに変わったのがお分かり頂けるでしょうか。ポケットに突っ込んだ手の下の腹前部分がパーツでは欠けていますので、その範囲を後でパテで盛って補完し造形することになります。

 

 次は両脚部の改造です。御覧のように志摩リンの両脚部は座姿勢なので、曲げ部分の範囲になっている大腿部をカットします。さらにブーツの足首もいったんカットします。パーツは足の甲を斜めに伸ばした状態ですので、これも修正しないと立ち姿勢になりません。

 

 ブーツの足首の向きを変えました。上図の上が改造前、下が改造後の状態です。カットして、ヤスリで削って調整して足首の向きを変更しました。

 

 足首の向きを変更して、御覧のように立ち姿勢の状態に直しました。細部の削り跡はパテで埋め、さらに接着剤を多めに付けて乾燥させ、その余分な部分をヤスリで削って整形しました。  (続く)

 

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