使用キット タミヤ ミリタリーミニチュアNo.88 (商品コード35088)
制作期間 2020年3月7日~4月30日
総評・備考
ガルパンではⅣ号駆逐戦車ラングとされて黒森峰女学園が保有する車輌は、史実ではIV号駆逐戦車の発展型であるIV号戦車70(V)ラングに該当する。Vは製造元のフォマーク社の頭文字、ラングは「長砲身型」を意味する。史実ではIV号戦車の車体に低い戦闘室をデザインしたフォマーク社製の70(V)のほかに、Ⅳ号戦車J型の車台に戦闘室を載せただけのアルケット社製の70(A)も存在したが、ガルパンの劇中車は全て70(V)である。
プラッツ発の公式キット(下のキット一覧の1)は、ドラゴンの製品(下のキット一覧の4)を使用している。適応キットはタミヤの新旧の2製品が知られるが、劇中車に近いのは新キット(下のキット一覧の3)のほうである。旧キット(下のキット一覧の2)を用いる場合は転輪の前部2個を鋼製リムに変更するほか、数ヶ所の修正および改造が必須となる。劇中車はアニメ独自の要素が多いため、公式キットやタミヤの新キットを用いても幾つかの改造や修正が必要となる。ガルパン仕様に拘らないのも一つの方法である。
今回の作例は、サークルの知人から譲り受けた作りかけのタミヤ旧キット(下のキット一覧の2)を出来る範囲で劇中車に近づけるべく改造を加えて作り直したものである。製作過程は製作記事を参照されたい。
公式および適応キット一覧(2022年12月現在) 黄帯が今回の使用キット